回 | 内容 |
第1回 | オリエンテーション(全体の講義スケジュール) Ⅰ.足と靴 1)足の解剖学 ① 足の骨の構造,筋,靱帯 ② 脚の形態と機能 |
第2回 | Ⅰ.足と靴 2)足の生理学 ① 足の皮膚の構造と特徴 ② ヒトの足の特徴:アーチの形成と機能 |
第3回 | Ⅰ.足と靴 3)足と靴の関係 ① 靴のサイズ表記(JIS規格)を学ぶ ② 足のサイズ計測法 ③ 足のサイズ,基礎から応用まで (足長,足幅,足囲(ボールガース),捨て寸,ころし, 全身姿勢,脚軸の傾き・足部変形の観察) ④ 足と靴のフィッティング:パーフェクト・フィッティングとは |
第4回 | Ⅱ.靴の製造について 1)靴の製法を学ぶ ① 製法による靴の分類 ② デザインによる靴の分類
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第5回 | Ⅱ.靴の製造について 2) 靴の素材 ① 皮革の種類と特徴,用途 ② 皮革の加工方法(クロム鞣し,タンニン鞣し,混合鞣し) |
第6回 | Ⅲ.靴の快適性と健康 1)足の病理学 ① 身近に起こる足の疾病とその要因 ② 足と靴の関係における不具合を考える ③ インソールによる足部フィッティング補正
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第7回 | Ⅳ. 歩行の原理 人類は進化の過程で直立二足歩行をする道を選んだ。この道はヒトにとって極めて厳しい選択であった。つまりヒトは直立二足歩行を行うため、自身の足の骨格を小さくて細いものにする必要があった。さらにヒトは安全に歩くため靴を足に装着する必要があった、進化による足の骨格の変化と、その後の文明社会における靴の導入という大きな命題を抱えながら、ヒトは見事に進化を遂げ、類人猿の中でも格別優秀で、地球全体を支配したと言っても過言ではないほど、高次な能力を短期間に身につけたと言えよう。 本講義では、 ① 直立二足歩行とヒトの進化の関係性 ② 文明社会への靴の導入, 靴の歴史等について講義し、ヒトと靴の関係を明確にする。 |
第8回 | Ⅴ.スポーツシューズに要求される新機能 スポーツシューズ開発における先端研究 ~教育現場からオリンピックまで~:日本および世界の主要メーカーが実践してきた研究開発について講義する。 |
第9回 | Ⅵ.日本から世界へ、某シューズメーカーの経営戦略から学ぶ 日本の某シューズメーカーが長年取り組んできた機能性に関する研究と、近年取り組んできたデザイン性の向上により、本メーカーのブランド力を世界的レベルにする結果となった。このストーリーを紹介し、経営戦略の成功の裏に隠された要因を考える。 |
第10回 | Ⅶ.日本から世界へ、ファッションアイテムとしてのシューズを考える 日本が世界に発信できるコンテンツとして、食、漫画、アニメ、着物、その他ファッションと同等に日本のシューズもファッションアイテムとして今話題となっている。この点に着目して講義する。 |
第11回 | Ⅶ.日本から世界へ、ファッションアイテムとしてのシューズを考える 日本が世界に発信できるコンテンツとして、食、漫画、アニメ、着物、その他ファッションと同等に日本のシューズもファッションアイテムとして今話題となっている。この点に着目して講義する。 |
第12回 | Ⅷ.理想の靴のデザイン 1) これまで学んだことをもとに,あなたが企画設計するとしたらどんなシューズを作りたいかを考え企画してください。 ① アパレル製品企画の基礎 ② 自分が取り扱ってみたいと思う製品を考案し、簡易な企画書を作成する。ここで言う簡易な企画書と言うのは、シューズの機能性について項目別にまとめたものを言い、デザイン画とともに最終日に提出する。 |
第13回 | Ⅸ.理想の靴のデザイン 2)シューズのデザイン画の描き方を学ぶ。デザイン画の製作。 |
第14回 | Ⅸ.理想の靴のデザイン 3)企画したシューズについて、機能性に関する事項は簡易企画書として、デザインについては主にデザイン画で表現し提出する。 4)最終日に、受講者各自約5分の持ち時間にて、プレゼンテーションを行う。発表様式はPowerPointによりプレゼンテーション資料を作成し、対面またはオンラインにて発表会を行う。 |