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講義名 Eコマース論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 4学年
必修・選択 選択
講義名(英文) E Commerce
学部・学科 服装学部 ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 中島 郁

授業概要 / Class Description (2022年度のEコマース論は、対面授業を予定している。新型コロナ対策等による場合は、事前にGoogle Classroomにて告知のうえ、遠隔授業等となる。遠隔授業の際は、毎回動画と、ノート用のファイルをGoogle Classroomにアップするので、オンデマンドで授業当日中に受講し、Google Formsに毎回提示されるパスワードを記入して送信しすることにより出席を取る)
アパレルのEコマース化率は高く、今後ファッションにかかわっていく場合、また、ファッション以外のビジネスにおいて、Eコマースや新しいコマースの取り組みは、理解すべき分野である。本講義では、Eコマースの基礎的な知識、考え方、実務面での大まかな流れについて解説していく。さらに、Eコマースが発展したことで小売そのものが大きく変わってきている現状を踏まえ、オムニチャネル、OMO、ニューリテールといった考え方、事例も紹介する。
到達目標 / Goal Eコマースの基本的な知識、考え方、実務面での大まかな流れ、Eコマースをきっかけに発展してきた新しい小売の基本的な考え方を身につけることによって、そのビジネスを正しく理解し、今後も発展し続けるであろう分野に最低限の対応、取り組みができるための知識、能力を身につけることが到達目標である。
本分野は未だに歴史が浅く、また、体系的な教育も充実しておらず、実務経験者の知識、スキルも高いとは言えない。本講義で学ぶことにより、新規にEC業務を始める際には、同僚よりはかなり先を、少しくらいの経験者に比べれば、考え方はより詳しい状態となることができる。
実務経験 / Business Experience ・ベンチャー数社でマーケティング、小売、通販、メディア、サービス、IT、Eコマース、デジタル分野でいくつもの新規事業の責任者を経験。Eコマースには1995年よりかかわる。
・トイザらスのマーケティング部門立上げ、Eコマース専業子会社設立責任者
・ジュピターショップチャンネル株式会社 執行役員本部長(Eコマース、マーケティング、番組編成、新規案件所管)
・当時、世界最大級のEコマース支援企業のAPAC拠点を設立、GSI Commerce (eBay enterprise)アジア太平洋地域代表 兼 日本法人社長
・三越伊勢丹 役員 兼 Web/EC事業部長として、ECの立て直し、及び、デジタルメディア、オムニチャネル推進
・新規事業、EC/オムニチャネル/DX支援のネクトラス株式会社を設立 代表取締役 兼 コンサルタント
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション/イントロダクション
第2回Eコマースとは
・Eコマースの定義、市場規模、発展の経緯、主なプレイヤーから現状を解説する。
Eコマースの考え方、目的(1)
・Eコマースのビジネスとしての考え方、目的などを解説する。
第3回Eコマースの考え方、目的(2)
・Eコマースのビジネスとしての考え方、目的などを解説する。

第4回Eコマースの仕組みについて
・Eコマースに必要な仕組み、役割などの全体像を解説する。

第5回ECの基礎用語、知識
・これからECコマースを学ぶ際に最低限必要な用語、知識を解説する。
Eコマースの種類、形態について
・Eコマースを利用するビジネスによるEコマースの種類、形態などのあり方、また、
自社ECとモールの比較などを解説する。


第6回Eコマースの運用について(1)
・Eコマースビジネスの業務プロセス、運用ついて解説する。
第7回Eコマースの運用について(2)
・運用に必要な計画、レビューについて解説する。


第8回集客、プロモーション、広告、CRM、LTV(1)
・Eコマースサイトへの集客、サイト上でのプロモーションについて解説する。

第9回集客、プロモーション、広告、CRM、LTV(2)
・Eコマースサイトへの集客、サイト上でのプロモーション、オンラインマーケティング、
顧客との関係性について解説する。

第10回集客、プロモーション、広告、CRM、LTV(3)
・Eコマースサイトへの集客、サイト上でのプロモーション、オンラインマーケティング、
顧客との関係性について解説する。

第11回Eコマースサイトの構築と制作について(1)
・Eコマースサイトを構築する際、及び運用の中での制作に必要な考え方と知識の基本を
解説する。

第12回Eコマースサイトの構築と制作について(2)
・Eコマースサイトを構築する際、及び運用の中での制作に必要な考え方と知識の基本を
解説する。
第13回オムニチャネルとは
・Eコマースの普及と並行して、小売各社が力を入れることとなったオムニチャネルについて
解説する。
第14回コマースにかかわる新しいビジネス、形態など
・Eコマースから始まった小売(コマース)のデジタル化にかかわる新しいビジネス、販売、などの事例の説明、今後の方向性など解説する。

授業形式 / Teaching Method ディスカッション及びグループディスカッション
評価方法 / Evaluation 1.評価の方法
A(S)~C・E評価
2.評価の基準
試験・レポート70% 授業への意欲、参加度30%


教科書等 / Textbook オンライン上にファイルを掲載する。
(ダウンロードは不可なので、必要に応じてメモを取ること)
準備学習 / Preliminary study ・複数のEコマースサイトを訪問し閲覧、利用することにより体験を記憶すること。できれば、購買を経験すること。
・できればマーケティングの基本的な流れを理解のこと。

・毎回の授業の最後に参考ECサイトなどを提示するので次回授業までに、必ず閲覧や体験をして、気づいたことをまとめておくこと。
・内容がそれぞれ独立しているわけでないので、全体を理解していくため、前回の授業内容を必ず読み直しなどで確認し理解を深めておくこと。用語等は覚えておく。意味が不明であった場合は調べておくこと。(それでも不明の場合は授業で必ず質問をすること)
*上記2項目で毎週1時間程度

担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064) 中島郁