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講義名 卒業研究
(副題)
講義開講時期 通年 講義区分 演習
基準単位数 6
校地 4学年
必修・選択 必修
講義名(英文) Individual Study for a B.A.Degree
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 工藤 雅人

授業概要 / Class Description 個人指導を行う。具体的に、テーマ決定・資料の収集と評価・論文の構成についてディスカッションし、研究・論文作成が計画的に進行できるよう助言する。各自の希望テーマまたは関心のある分野を中心に、過去の卒業論文等も参考に選定を進める。テーマに関連した資料(文献)を収集する。資料(質・量)の適否を評価し、主資料を決定、追加収集等も検討する。論文ストーリーの概要を想定し、章構成を組み、資料を配分し、項目内容を明確にする。論旨を明確にし、考察に繋がるように助言・指導する。
到達目標 / Goal 卒業研究作成によって、研究論文に関するテーマ選定、資料の収集と資料の評価方法を知る。そして、研究論文の構成、論文内容の構築、作成方法を学ぶ。研究論文の適否を評価することも目標としたい。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション
卒業研究の目的・意義について考え、問題意識を持たせる。
テーマ設定のための指導
書きたいテーマを絞り、訴えたい主張をはっきりさせる。
第2回テーマ選定のための文献資料収集
テーマに関連した教科書・概説書・専門書・辞書・事典などの文献資料を収集する。
第3回テーマ選定のための文献資料評価
収集した文献資料を読み解き、自分で評価し、分類・整理する。
第4回テーマ選定のための論文収集
先行研究として大学紀要・学会誌・研究誌から関連論文を収集する。
第5回テーマ選定のためのプレゼンテーション
自分の主張を述べるために必要な内容の骨子を箇条書きにした仮アウトラインを作成して発表する。
第6回テーマ選定のための意見交換
論理展開を意識して、意見交換することで、研究の方向性を再確認し、問題意識を発展させる。
第7回テーマ選定のための資料決定
必要な資料を分類・整理して文献リストを作成して、テーマの全体像とそれに関連する概念をしっかり掴む。
第8回選定テーマに関する追加資料収集
関連分野の専門用語から派生した追加の資料を抽出する。
第9回選定テーマに関する追加資料評価
テーマ選定に必要な資料の有効性を検討する。
第10回選定テーマに関する読み込み
入手した文献・論文等を熟読し、文章化してみる。
第11回構成項目(目次案)の検討
目次を作成し、最終的に自分の主張を述べるための論理展開がされているか検討する。
第12回趣旨概要(序文案)の検討
自分の問題提起や主張をはっきり序文にまとめる。
第13回論文構成(案)のまとめ
読解、整理した文献の内容を基に、目次立てを見直し、修正・追加・削除を行って論文構成を確定する。
第14回論文構成案の前期中間発表
テーマ・目次・参考文献・進捗状況・夏休みの予定を発表する。
第15回論文構成(案)の中間発表
夏休みに進めた結果の状況を発表する。
第16回論文構成(案)のチェックと見直し
仮アウトラインを見直し、修正、追加、削除を行って最終アウトラインを作成する。
第17回論文進行(1)
最終アウトラインに沿って、序文の下書きを書く。
第18回論文進行(2)
序文下書きをチェックする。
第19回論文進行(3)
各章の下書きを進行する。
第20回論文進行(4)
各章の下書きをチェックして、本文の流れを検討する。
第21回論文進行(5)
結論部分の下書きを進行する。
第22回論文進行(6)
結論の下書きをチェックする。
第23回論文進行(7)
参考文献・図版をチェックして、注・参考文献・図版出典リストを作成する。
第24回論文進行(8)
論文を推敲し、必要に応じて修正・追加・削除・移動を行う。
第25回論文進行(9)
卒業論文をまとめ、「卒業論文抄録集」の原稿を進める。
第26回卒業論文総まとめとチェック
卒業論文・抄録原稿の最終チェックをして、内容を完成させる。
第27回卒業研究プレゼンテーション準備
卒業論文の発表のために、発表原稿を作成し、発表用図版を準備する。
第28回卒業研究プレゼンテーション
卒業論文の要約を発表し、質疑応答に対応する。
評価方法 / Evaluation A(S)~C・E評価
研究および論文内容(独自性・論理性・完成度等)を中心(70%)と自律性・着実性など取組み姿勢も加味(30%)する。
教科書等 / Textbook 指定しない。
準備学習 / Preliminary study 自分の選定テーマに関わる資料を事前に収集すること。また、指導後には指摘されたことを振り返り、指摘に対してどのような対応をおこなったかを次回の指導時に報告すること(各回1~2時間程度)。
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)