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講義名 イベントプロデュース
(副題)
講義開講時期 通年 講義区分 演習
基準単位数 1
校地 4学年
必修・選択 必修
講義名(英文) Event Produce
学部・学科 現代文化学部国際ファッション文化学科

担当教員
氏名
◎ 齋藤 浩樹

授業概要 / Class Description 舞台芸術創造過程を段階的にすべて実地体験にもとづきながら学習する。実際に公演される卒
業イベントの脚本・演出等各スタッフのプランニングと衣装デザイン、ならびに出演者のパフ
ォーマンスをひとつの舞台芸術作品として統合するための作業を行い、集団芸術の創造にまつ
わる様々な方法論を習得する。 
到達目標 / Goal 実際に公演される卒業イベントの成果をもって、到達目標とする。各スタッフのプランニング
及びその具象化された表現と、製作された衣装及びその衣装を用いての各種パフォーミングア
ーツが、完全に融合され、ひとつの舞台芸術作品として完成されること、また、その作品が観
客の感動を呼び起こすほどに、芸術的レベルの高いものであることを目標とし、それらの創作
活動を通じて、企画から実施までの集団作業における総合的な実践力を身につける。 
実務経験 / Business Experience 大学卒業後28歳まで劇団四季美術部に在籍、舞台美術製作ならびにデザイン・設計業務に携わる。
28歳で舞台美術家として独立、以後現在に至るまで数多くの舞台美術デザインを手がける。総作品数は300を超える。また、10作品以上の海外プロダクション日本公演のための舞台美術コーディネーターを務める。
舞台美術家としての活動の傍ら、演劇、オペラ、コンサート等の舞台監督を務め、広く舞台芸術のプロデュース全般に関わるとともに、舞台監督として10カ国以上の海外公演に参加する。
40歳の時、文化庁派遣の在外研修員として、ロンドンで1年間、おもにミュージカルの創作過程を学ぶ。
ロンドンから帰国後、ミュージカル、オペラ、コンサート等の脚本、演出、プロデュースの活動を開始、現在までに23作品を手がける。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回「ガイダンス」
ファッションイベントの実例紹介と卒業イベントの主旨説明
第2回「スケジューリング」
卒業イベントの創作過程を項目化し、工程表の作成法を学ぶ。
第3回「各スタッフの役割とその責任」
各スタッフが全体計画の中で果たすべき役割と責任を明確化する。
第4回「脚本の読み方」
文字情報である脚本を舞台上に具現化する過程を学ぶ。
第5回「演出とは何か」
様々な手法と具体例を紹介し、演出の基礎を学ぶ。
第6回「イメージプラン-1」
卒業イベント各シーンのイメージプランを作成する。
第7回「イメージプラン-2」
卒業イベント各シーンのイメージプランを作成する。
第8回「イメージプラン-3」
卒業イベント各シーンのイメージプランを作成する。
第9回「イメージプランの具象化-1」
イメージプランを実際の表現として実現するための具体的なプランニング法を学ぶ。
第10回「イメージプランの具象化-2」
イメージプランを実際の表現として実現するための具体的なプランニング法を学ぶ。
第11回「最終準備作業-1」
卒業イベント実施に向けた各スタッフの最終準備作業を行う。
第12回「最終準備作業-2」
卒業イベント実施に向けた各スタッフの最終準備作業を行う。
第13回「公演における実地のスタッフワーク」
卒業イベントの舞台で実地のスタッフワークを行う。
第14回「レポートの作成」
卒業イベント終了後の自己評価とそれにもとづくレポートを作成する。
授業形式 / Teaching Method ・グループワーク(企画、シナリオ、演出、音響、照明、映像、舞台美術、ジャーナリスト、衣装製作の各チームがそれぞれの進行スケジュールの構築に向けてチーム内で協同で取り組む)
・ディスカッション(各チームのプランニングについて対話やディスカッションを通して理解を深め、スタッフ間のすり合わせや問題点の洗い出しを行う)
・プレゼンテーション(プランニング修正や問題点の解決策について各チームがパワーポイント等を用いて発表資料を作成し、他の学生の前で自ら発表して情報を共有する)
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)〜C・E評価
・評価の基準:授業態度50%、作品50%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study 毎回授業終了時に次回へ向けての課題を出すので、しっかり準備すること。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際ファッション研究室(D47)
備考 授業時間外の卒業イベント制作指導を含む。