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講義名 文章作法
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) How to Write a Sentence
学部・学科 服装学部ファッションクリエイション学科

担当教員
氏名
◎ 込宮 麻紀子

授業概要 / Class Description 大学生生活で書くことが必要とされる文章はレポートや卒業論文に限らない。先生や友人、先輩・後輩との連絡、事務手続き上の書類、また、授業での発表・報告など、その文章の種類は多岐に渡る。だが、いずれも目標とされるのは、伝えたい内容を正確に相手に伝えることである。この授業では紹介文や意見文などを、さまざまなトピックで書く。また、クラス内あるいはグループ内で、互いの文章を読み合ったり、口頭発表したりする。つまり、文の様式や構成を知って作文をし、添削を受けるだけの一方的な授業ではない。クラスやグループの人とも関わりながら、新聞記事を探すなどの課題も予定している。そのため「期日や約束を守り、責任感があり、積極的な態度で授業に臨める人」に受講してもらいたいと考えている。また、オンライン授業の場合、口頭発表・ペアやグループでの話し合いは基本的に顔を出し、録画することを前提としている。
*人数が多い場合は抽選を行うので、「第1回目の授業には必ず出席」すること。4年次生で受講を希望する場合は、卒業論文作成終盤の時期と重なる後期は避け、前期の受講を勧める。
到達目標 / Goal 伝えたい内容が正確に伝わる文章が書けるようになり、人前で発表できるようになることを目標とする。伝えたい文章の目的、内容、場面、伝える相手と自分との関係性等により、使用する語彙、表現、文体、また文章の構成が変わってくる。それらを的確に用いて自己理解を深め、他者とも関わりながら、意見交換もできるようになることを目指す。
この授業では、取り立てて卒業論文や就職試験での小論文を書くことを目的とはしない。しかし、上記のような力を身につけ、口頭発表の練習を積めば、あらゆる場面で生かすことができる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回授業内容と授業の進め方についての説明
・文章表現力で自分に何が足りないかを知る
▶課題:自己紹介(敬体・200字程度)
第2回文章の体裁①文体
・自己紹介文を発表し合う(または交換して読み合う)
・常体と敬体の確認
第3回文章の体裁②課題提出のフォームとマナー
・作文の基礎を学ぶ
・話し言葉と書き言葉の違い
▶課題:視点の異なる自己紹介作文を改めて書く(常体・300字程度)
第4回口頭発表①視点の異なる自己紹介文(敬体にして発表)
・話し手も書き手も評価し合う
文章の体裁③主観と客観
・主観表現と客観表現を区別する
第5回紹介文を書く①(テーマ1)
・ペアで文章を読み合って推敲する
▶課題:紹介文①の最終的な清書(敬体・400字程度)
第6回紹介文を書く②(テーマ2)
・紹介文①のフィードバック後に書く
・ペアで文章を読み合って推敲する
▶課題:紹介文②の最終的な清書(常体・400字程度)
第7回紹介文の発表をする(紹介文①か②で)
・話し手も聞き手も評価し合う
・人物紹介の例の提示
▶課題:人物紹介(常体・500字程度)
第8回新聞の基本を知る
・見出し・リードなどの新聞の基本構成を知る
・句読点の基礎を再確認する
・新聞記事発表の例の提示
▶課題:口頭発表のための新聞記事を2つ探してくる
第9回探してきた新聞記事の概要を紹介する
・ペアまたはグループで概要を説明し合う
・最終課題としての新聞記事を1つに絞る
▶課題:発表記事についての詳細な下調べ
第10回意見文を書く①(投書を使って)
・意見の表現を知る
・投書に対する意見を書く
・ペアで文章を読み合って推敲する
▶課題:意見文①の最終的な清書(常体:600字程度)
第11回意見文を書く②(与えられたトピックで)
・①のフィードバック後に賛成・反対の意見文を書く
▶課題:意見文②の最終的な推敲と清書(常体:600字以上)

第12回個人またはグループで新聞記事を紹介する①
・記事と下調べをもとに発表用原稿を作成する
・グループ内で読み合って推敲する
・わかりやすい発表になる工夫の仕方を考える 
▶課題:記事の発表原稿を完成させる(敬体:800-1000字以上)
第13回個人またはグループで新聞記事を紹介する②
・話し手も聞き手も評価し合う
第14回敬語を使って書く
・敬語表現やメールのマナーなど

あるトピックをもとに深く考える
▶最終課題:最終授業で扱うトピックについて自分の考えを述べる(常体:800字以上)
授業形式 / Teaching Method 文章作成と口頭発表(個人またはグループ)・互いの文章を読み合い、自己評価と他者評価をしながら意見交換(全5~6回)
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:提出物の状況・内容50%   授業への意欲・参加度50%
教科書等 / Textbook 授業の中で指示する。
準備学習 / Preliminary study 課題は期日までの提出を心がけること。期日後に提出されたものは評価の対象としない。
担当教員問合せ先 / Office to contact 語学研究室(A館4階 A046b)
備考 ・履修可能人数は30名まで。希望者が多い場合は抽選。初回授業で行うので必ず出席すること。
・抽選結果を確認してからWeb履修登録する。抽選漏れした場合も考え、履修総単位数に気をつけること。
・授業内容は進行状況により変更する場合もある。