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講義名 文化人類学
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Cultural Anthropology 
学部・学科 服装学部ファッションクリエイション学科

担当教員
氏名
◎ 糸林 誉史

授業概要 / Class Description あなたは「なに人」なのか?そのアイデンティティをかたちづくる「文化」とは?
「未開社会」の学問として出発した文化人類学は、20世紀の言語による転回と存在による転回をへて,21世紀のグローバル社会を見据える人類の知の展望を示しつつある。この講義では映像メディアによって語られてきた他者と表象を題材にして、こうした文化理論の問題群を考えていく。

併せて後期開講の「アジア地域文化論」の受講が望ましい。
到達目標 / Goal 文化の概念を基礎として、伝統社会への構造主義的な視点、互酬性・贈与論への理解を踏まえ、文化人類学的な思考の流れから、現代の文化と社会の理論を俯瞰的・総合的に身につけることができる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回人類学とはなにか
「未開」と「異」文化・カルチャーショック
第2回文化の概念
人類学の領域・潮流・民族誌
第3回エスノセントリズム
文化相対主義・自文化中心主義
第4回言語
声の文化・文字の文化・クレオール
第5回儀礼
シャマン・コミュニタス・ダブルバインド
第6回人間のカテゴリーと社会
婚姻・交換・社会集団
第7回人類学の歴史①
イギリス社会人類学
第8回人類学の歴史②
アメリカ文化人類学
第9回エスニシティとマレーシア
マレー世界・エスニシティ・階級
第10回移民社会と多文化主義
植民地主義・国民国家・マルチカルチュラリズム
第11回文化装置としてのジェンダー
家父長制・身体・トランスジェンダー
第12回オリエンタリズムと土着主義
宗教・イスラーム・エスノナショナリズム
第13回21世紀の文化研究
メディア・医療・開発・ジェンダー
第14回相対主義の超克
戦争・内戦・共同体主義
評価方法 / Evaluation A(S)~C・E評価
論述試験 70%
授業態度 30%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study 配布した講義プリントの復習をして講義に臨むこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 総合教養・体育学(A046a)