授業概要 / Class Description |
現代を生きる私たちにとって、伝統文化とはどのような意味を持つのだろうか。グローバル化のすすむアジア地域を事例にして、時間的・空間的な差異とともに、20世紀末に大きく変貌を遂げた文化の理論から文化の問題系を見極めていくことは、現代アジアの地域社会の問題や文化の課題をグローバルな視点から考えていく手がかりとなる。なお文化についての理解を深め、卒業研究にも知見を生かしたい人向け。併せて「文化人類学」の受講が望ましい。 |
到達目標 / Goal |
モダニティ論について、事例や理論とともに、伝統社会の互酬性や贈与論との対比から理解を深め、現代社会の問題群を自ら考える基礎を身につけることができる。 |
授業計画 / Class schedule |
回 | 内容 |
第1回 | 日本社会とアジア |
第2回 | 認識と文化 |
第3回 | グローバル化のなかの文化 |
第4回 | 文化帝国主義 |
第5回 | オリエンタリズムと土着主義運動 |
第6回 | 移動・国家・多文化主義 |
第7回 | 文化装置としてのジェンダー |
第8回 | 個別主義と普遍主義 |
第9回 | カルチュラル・スタディーズとは何か |
第10回 | 消費文化とポストモダニズム批判 |
第11回 | エンコーディング/デコーディング |
第12回 | エスノグラフィーの作法 |
第13回 | 移民社会の他者性 |
第14回 | 構築主義と文化相対主義 |
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評価方法 / Evaluation |
A(S)~C・E評価 論述試験 70% 授業態度 30%
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教科書等 / Textbook |
指定なし |
準備学習 / Preliminary study |
配布した講義プリントの復習をして講義に臨むこと。 |
担当教員問合せ先 / Office to contact |
総合教養・体育学(A046a) |