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講義名 クリエイティブキャリア論B
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Creative Career B
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 濱野 裕貴子

授業概要 / Class Description グローバル化の進展やテクノロジーの進化が著しく変化の激しい現在の環境において、自分の信念をもって主体的に進路を考える力を育成することを目的とする。キャリア心理学の主要な理論やアセスメントに基づき自分自身の理解を深め、かつ社会人のケーススタディ分析により働くことや社会に対する理解も深めて、将来のキャリアを考える。
到達目標 / Goal ・キャリアをデザインすることの重要性を理解する。
・自己理解を深め、広く社会を知る。
・卒業後の自分のキャリアを、具体的に展望する。
・就職活動や仕事をする上で必要な自分を表現する力や行動力を身につける。
・社会人として必要なマナーを身につける。

実務経験 / Business Experience ・㈱ベネッセコーポレーション(教育・出版業界)に約15年勤務。在職中は、研修講師として協力スタッフ(赤ペン先生)の教育・研修(10年)、広報誌編集(2年)、営業企画・テレマーケティング(3年)に携わった。   
・経済産業省/文部科学省「アジア人財資金構想」高度実践留学生育成事業へも、講師として参画した(産学連携教育日本フォーラム)。
・小学生対象の教育活動実績としては、ベネッセ文章表現教室の講師の経験がある。 
           
・現在はキャリアコンサルタント(国家資格)として、関東甲信地方の大学にて講義やキャリアカウンセリングに従事している(現在:国士舘大学、松本大学、関東学院大学等、元:筑波大学、法政大学、首都大学東京、山梨英和大学、電気通信大学)。その他、大学におけるフレッシュマンセミナーや就職支援講座講師などの実績も多数。
・大手メーカーの新入社員研修、大手IT企業の採用活動支援業務にも携わっている。
・社会人支援の実績として、ハローワークにおけるキャリアセミナー講師や人材紹介会社での模擬面接官等がある。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回「働く意味」について考え、キャリアデザインをすることの意義を考える。
第2回「キャリア」という概念について、キャリア心理学者スーパーの「キャリア発達」および「ライフキャリアレインボー」の理論を通じて学ぶ。
第3回近年の企業の採用活動トレンドを知る。「就職準備チェックのワーク」により、自身の就職活動の準備状況を把握する。
第4回自身の「職業興味」を、キャリア心理学者ホランドの理論および「職業興味を知るためのワーク」を通じて理解する。
第5回自身の「キャリアの価値観」を、キャリア心理学者シャインの「キャリア・アンカー理論」、および「自身のキャリア・アンカーを知るワーク」の体験を通じて理解する。
第6回企業の採用活動の実態を知る(面接)
第7回「合意形成により最適解を導き出す」会議(=グループディスカッション)について学ぶ。
第8回「ライフラインチャート」の体験を通して過去を振り返る。その上で、キャリア心理学者サビカスの理論に基づく「ナラティブ・キャリアカウンセリング」を体験し、自身のライフテーマを探る。
第9回「社会認知的キャリア理論」を踏まえて、働く社会人のケーススタディを行い、職業選択や社会に出て働くことについて深く考える。
第10回キャリア心理学者シャインの「外的・内的キャリア」の概念を踏まえて、働く社会人のケーススタディを行い、職業選択や社会に出て働くことについて深く考える。
第11回キャリア心理学者クルンボルツの「プランド・ハップンスタンス理論」を踏まえて、働く社会人のケーススタディを行い、職業選択や社会に出て働くことについて深く考える。
第12回これまで学んだキャリア心理学の諸理論等を踏まえて働く社会人のキャリアヒストリーを分析し、職業選択や社会に出て働くことについて深く考える。
第13回インフォーマルアセスメント「ガイド・イメージ」および「ロールレタリング」を体験することにより、自身の将来を展望する。
第14回就職活動中および社会に出てから必要不可欠な「ストレスコーピング」および「ライフキャリア・レジリエンス」について理解し、自身のストレスコーピング方策とレジリエンスの傾向を理解する。
授業形式 / Teaching Method ・各回の授業に、グループワークを取り入れる。少人数のグループで、各回の講義テーマに関する意見交換やディスカッションに取り組む。
・第6回以降の授業に、ロールプレイを取り入れる。面接やグループディスカッションの場面を想定し、学生役・評定者役を割り当て、それぞれ役割を演じながら、口頭コミュニケーションについて体験的に学ぶ。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:レポート35% ミニレポート35% 授業態度30% 
教科書等 / Textbook 指定なし(特に教科書として事前に購入しなくて良いが、授業内で参考図書については紹介する)
準備学習 / Preliminary study 毎回の授業時に、模擬面接体験、および社会の動き(特に経済関係・国際関係等)について話し合う時間を設ける。その準備として、予め提示したテーマに基づき考えを整理する/新聞等に目を通し、気になるニュースをピックアップする。(1時間)
自身の就職活動の進捗についてまとめる。(1時間)
「ナラティブ・キャリアカウンセリング」の準備をする(5つの質問への返答の準備)。(1時間)
教員のフィードバックコメントの見直しをする(前回のリアクションペーパー抜粋へのコメントや各種ワークへのコメント)(1時間)
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装造形学研究室(A091)