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講義名 循環社会論
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Practical Study of Popculture
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 熊谷 伸子

授業概要 / Class Description 「国連持続可能な開発サミット」において150を超える加盟国首脳の参加のもと、その成果文書として「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が2015年に採択された。この2030アジェンダにおいて掲げられた、人間、地球及び繁栄のための行動計画目標として、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」を踏まえ、社会や社会集団における共通の規範や価値意識が反映している服装について本講義は着目する。すなわち、衣類を循環型社会に適応させるための基礎知識を習得し、「より少ないもので、より大きな、より良い成果を上げる」持続可能な消費と生産について考察することを目的としている。
到達目標 / Goal 服装と環境の関わりについて考察できる力、ファッション分野における環境問題に関する知識の習得を目指している。最終的には、ファッションに関するSDGsを達成するための役割を確認し、実現できる力を涵養することを目指す。
授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回 オリエンテーション
本学におけるファッションエコプロジェクトの取組の解説を行う。また、実習授業時に出た残布を用いた反毛の活用について検討を行う。
第2回 現代社会における服に関して、環境の視点から考える。
第3回 服装と環境問題の歴史的変遷について学ぶ。
第4回特別外部講師 藤田修司氏 ナカノ株式会社(リサイクル部統括)中古衣料リサイクルの現状について、繊維リサイクル企業の方から講話を頂き学ぶ。
第5回 ファッション環境分野において課題となっている問題「リサイクル」戦略について考える。
第6回特別外部講師 高橋浩平氏 豊田通商株式会社(繊維事業部)現代社会と服装①
循環型社会とファッション -リサイクル- について、企業の方から講話を頂き現状を学ぶ。
第7回 ファッション環境分野において課題となっている問題「エシカル」戦略について考える。
第8回 現代社会と服装⓶
循環型社会とファッション -リユース- の現状を学ぶ。
第9回 現代社会と服装⓷
循環型社会とファッション -リデュ-ス- の現状を理解する。
第10回特別外部講師 近藤諭氏 株式会社エドウイン(品質管理・CS課)企業の視点から考える服装と環境の関わり①
企業の環境問題への取り組みについて、アパレル企業の方から講話を頂き現状を学ぶ。
第11回特別外部講師 近藤諭氏 株式会社エドウイン(品質管理・CS課)企業の視点から考える服装と環境の関わり②
服の役割について考える。
第12回特別外部講師(「内容」で記載してある詳細)生活者の視点から考える服装①
楽しくやさしいファッションとは何かについて服の素材を中心に講話を頂き検討を行う。
第13回 生活者の視点から考える服装②
エシカルファッションと循環型社会について検討を行う。
第14回 衣類を循環型社会に適応させるための方法を自らで考え、取り纏める。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:試験・レポート70% ミニレポート等15% 授業への意欲、参加度15%
教科書等 / Textbook 授業の中で指示する。
準備学習 / Preliminary study 自ら講義に関連する文献を読む等、積極的かつ意欲的な態度で授業に臨んでください。
授業内で不明だった点は自ら調べ、次回の内容については目を通して準備をしてください(1時間程度)。
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)
USR推進室(A060)