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講義名 消費科学
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Consumer Science for Clothing
学部・学科 服装学部ファッションクリエイション学科

担当教員
氏名
◎ 鎌田 伊津子

授業概要 / Class Description 「消費科学」は生産、流通、消費についてその実態を明らかにし、それらが一連の流れの中でどのように我々の生活に関わり、質を向上させるかを考える学問である。衣料品を中心とした繊維製品の多様化、販売・入手方法も複雑化(実店舗だけでなくネット通販、フリマアプリの利用等)している中にあって、供給側(事業者)、需要側(消費者)それぞれの立場から現状を把握する。また、情報化、グローバル化時代において多様化、個性化する消費者の目線から衣生活について考え、さらにアパレル分野で活躍する際に必要な考え方、知識を体系的に身に付ける。
到達目標 / Goal グローバル化、持続可能な社会の実現が叫ばれる社会の中で求められるモノづくりに対応できるよう、さらに社会の発展に資することを目標に、具体的に以下を身に付けるよう体系的に学ぶ。
・消費者が望む品質とは何かを理解できる。
・消費者視点、および事業者視点の両側面から消費行動の問題点を理解できる。
・線維製品の生産、流通、消費について一連の基礎的知識を理解できる。
・消費者、事業者、および社会全体にとって衣生活が果たす役割を考えていく。
実務経験 / Business Experience 消費生活相談員(行政における消費者相談・苦情対応、学校等における消費者教育)
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション  消費科学とは(概要・目的説明)
第2回繊維製品の品質-1  品質とは
第3回繊維製品の品質-2  品質の評価
第4回繊維製品の品質-3  品質保証
第5回繊維製品の品質-4  品質表示
課題①テーマは別途、授業の中で説明。※課題へのフィードバックは、課題回収1~2週間後に個別に行なう。
第6回繊維製品の品質-5  安全性、消費者苦情
第7回消費者苦情-1  消費者行動の特性
第8回消費者苦情-2  消費者行動の要因
第9回消費者行動-1  商品・店舗と消費者
第10回消費者行動-2  消費者調査
課題②テーマは別途、授業の中で説明。※課題へのフィードバックは、課題回収1~2週間後に個別に行なう。
第11回繊維製品の生産・流通・消費-1  産業の構造
第12回繊維製品の生産・流通・消費-2  生産
第13回繊維製品の生産・流通・消費-3  流通
第14回繊維製品の生産・流通・消費-4  消費・環境対応
評価方法 / Evaluation 1.評価の方法: A(S)~C・E評価
2.評価の基準: レポート60% 授業への意欲、参加度(出席状況、小課題の提出等を含む)40%
※課題へのフィードバックは、課題回収1~2週間後に個別に行なう。
教科書等 / Textbook 『改訂 衣生活のための消費科学』((一社)日本衣料管理協会)
準備学習 / Preliminary study 予習・復習に要する時間:約15分
この科目は、衣料管理士(Textiles Advisor)の資格認定に必要な科目となっている。
予習を中心に、授業をその復習的に活用できるとよい。日頃から、繊維製品における「生産、流通、消費」について、供給側、消費者側の立場になって考えられるよう、興味を持って新聞やネットニュース等にあたって欲しい。

担当教員問合せ先 / Office to contact テキスタイル研究室(A073b)
備考 教科書以外にプリント、その他関連映像等を適宜活用する。