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講義名 ニットCAD Ⅰ 2
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 演習
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Seminar in Knit CAD Ⅰ
学部・学科 服装学部ファッションクリエイション学科

担当教員
氏名
◎ 若月 宣行

授業概要 / Class Description ニット衣料は世界的にその機能性の高さと衣料のカジュアル傾向により年々需要が高まりを見せ、今や衣料品のおよそ半数はニット製品と言われる。ニット製品を企画生産するにあたり、CADおよび自動編機を扱って製品を設計・製作できる人材が求められている。さらに近年はニット業界も3DやCGでデザインや設計・製作するアプローチが注目を浴びている。本授業は、学校教育の設備としては世界に類のない充実したニットCADと無縫製横編機を駆使し、ニット製品を設計・製作する実習科目である。オリジナルデザインのニットアイテムをの製作を通し、ニットの基礎知識と技術を修得する。
到達目標 / Goal ニット全般の基礎知識を習得する。CADシステムの3D・CG機能を用いてニットデザインを行うことによりバーチャルで編み地やシルエットを確かめることができる。ニットCADによるニット製品のプログラム設計ができる。編機(ホールガーメントMINI)の基本操作を修得し、製品の編立ができる。ニット製品のサイズ調整をする方法として目数の数え方を理解し、寸法調整ができる。ニットの特性を理解し、求めるデザインに適合した組織柄やジャカード柄の柄データを作成できる。
授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回 オリエンテーション
授業内容とスケジュール
ニットアイテム製作方法の解説
第2回 ニットプログラミング実習
テストピース(風合いサンプル)のニットプログラム作成
使用糸の検討
ニットアイテムのデザイン、仕様の検討(仕様書作成)
第3回 コンピュータ編機編成実習
テストピースの編立、風合いだし、仕上げ
テストピースの目数の数え方、サイズ調整方法
第4回 ニットCAD-3Dシミュレーション実習
3Dモデルの作成、使用糸の登録
シミュレーション機能によるデザイン検討
第5回 ニットCAD-3Dシミュレーション実習
3Dアイテムによるニットアイテム、仕様、パターン設計
組織柄および配色柄によるニットデザイン作成
第6回特別外部講師:米田年範
アパレルブランド「SREU」ディレクター
2019秋服シーズンより東京コレクションのランウェイショーに参加し、ブランドのディレクションを務める
特別講義
東京コレクションのブランドのディレクションとデザイナーの役割、ランウェイショー等でのニットや編み地を利用したアイテムの利用価値について
第7回 ニットプログラミング実習
ニットペイントソフトによるニットプログラム作成
圧縮柄作成、パッケージ展開、自動制御処理
第8回 コンピュータ編機編成実習
コンピュータ横編み機によるニットアイテムの編成
身頃、パーツの編立
第9回 コンピュータ編機編成実習
ニットアイテムのサイズ等修正
糸始末、仕上げ・風合い出し、検品
第10回 ホールガーメント小物製作実習
使用毛糸の検討、デザイン、仕様の検討
第11回 ホールガーメント小物製作実習
テストピース製作、風合い確認
仕様書に基づいたパターン作成、各自のデザインに応じた柄データ作成
第12回 ホールガーメント小物アイテム製作実習
編機による編立
第13回 ホールガーメント小物アイテム製作実習
糸始末、仕上げ・風合い出し、検品
第14回 プレゼンテーション
ニットアイテム製作課題の発表
製作物に対する講評と解説(課題へのフィードバック)
授業形式 / Teaching Method プレゼンテーション:学生自ら企画・設計・製作したニットアイテムに関して、製作の工程やデザインポイントなどの詳細をまとめて、授業内で発表を行う。

反転授業:授業前にクラスルームに事前に録画しておいた師範動画をアップロードしておき、授業前に動画を視聴し知識の習得と作業の確認を事前に行う。授業時間中は要点解説と実習作業の確認をし、教員が学生の進捗や学習効果を把握する。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:作品60%、レポート30%、授業姿勢10%
教科書等 / Textbook 授業の中で指示する
準備学習 / Preliminary study 次回授業の内容についての配布資料およびクラスルームにアップロードされた師範動画の該当部分を予習する。また各回の授業で行った組織柄・配色柄・圧縮柄など柄組方法、3D・2Dシミュレーションの方法について復習し、各自の製作課題についてニットCAD・編機を用いて作業を進めておくこと。(1~2時間程度)
担当教員問合せ先 / Office to contact 生産工学研究室(D46b)
備考 履修登録学生が多い場合は抽選になります。
■履修上限人数: 15名
■再履修:不可
■過年度履修:可 (抽選の場合は当該学年優先)
■他学部・他学科履修:可 (抽選の場合はファッションクリエイション学科優先)