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講義名 和裁Ⅱ
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 実験実習
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Japanese Sewing Ⅱ
学部・学科 服装学部ファッションクリエイション学科

担当教員
氏名
◎ 管野 絢子
草川 幸郎

授業概要 / Class Description 大裁ち女物ひとえ長着(絹物)の製作を通して、素材の違いによる技術を習得する。
木綿のひとえ長着(ゆかた)とは違い、広えり仕立て・上仕立てといったより高度な製作を行う。
授業を通して学んだことが和装文化への親しみとなり、これからの生活に取り入れやすくなるよう指導する。
到達目標 / Goal 正確な、しるし付けや縫製の技術を習得する。
着装実習では、製作した長着と長じゅばんを用いて基本的な着付けの技術を習得する。
レポートを作成するにあたっては、伝統染織や地域による縫製技術など、より深い内容を取り入れる。
実務経験 / Business Experience 〇草川幸郎
和裁一級技能士
厚生労働省ものづくりマイスター(和裁)(平成29年度認定)
東京マイスター(平成22年度認定)
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション
寸法表の作成
地直しの仕方の説明
第2回柄あわせの手法の説明
裁断の示範と実習
第3回袖の作り方の示範と実習
袖のしるしつけ、袖の縫い方、まるみの作り方と縫い代の処理方法を説明する。
第4回身頃の作り方の示範と実習①
身丈のしるしつけ、背縫いの縫い方、後幅のしるしつけ、あげの縫い方を説明する。
第5回身頃の作り方の示範と実習②
前あげのくけ方、前幅のしるしつけ、脇縫いの説明を説明する。
えりとおくみの柄あわせと切り分けの示範と実習
第6回おくみの作り方の示範と実習
おくみのしるしつけ、身頃とおくみの縫い合わせ方を説明する。
第7回身頃の作り方の示範と実習③
居敷き当ての付け方、脇縫いしろ・袖ぐりの処理方法を説明する。
第8回身頃の作り方の示範と実習④
おくみ縫いしろの処理方法、褄下の作り方、すそのくけ方を説明する。
第9回えりつけの示範と実習
表えりと裏えりのしるしつけ、掛けえりのしるしつけを説明する。
力布(三日月)の作り方、えりのつけ方を説明する。
途中点検
第10回えりつけの示範と実習②
掛けえりのつけ方、三つえり芯の入れ方を説明する。
第11回えりつけの示範と実習③
えり先の作り方、裏えりのくけ方を説明する。
第12回袖つけの示範と実習
袖のつけ方、縫い代の処理方法を説明する。
第13回作品提出
技術評価と講評
第14回着装実習
長じゅばんを用いた基本的な着付けの方法と帯の結び方の示範と実習
着装発表
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価基準:作品40% 着装20% レポート20% 授業態度20%
教科書等 / Textbook 「和裁Ⅰ」(ゆかた製作)で使用した手引書を使用する。
授業内容に応じて、プリントを配布する。
準備学習 / Preliminary study 「和裁Ⅰ」で学んだゆかたの製作手順を復習しておく。
授業内で終了しなかった課題は計画性を持って進め、次回の授業までに終わらせておく。(2時間程度)
担当教員問合せ先 / Office to contact 和裁研究室(F館4階 F44a)
備考 材料費は実費
着装実習で使用する帯や小物類は備品の貸出可
■履修上限人数:~30名
■再履修:可
■過年度履修:可
■他学部・他学科履修:不可