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講義名 リサーチ論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Research Theory
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 岡林 誠士

授業概要 / Class Description 実際にリサーチを実施することができ、流行などの社会現象を分析する能力を習得することが本講義の目的である。すなわち、社会現象の中に 存在する情報を的確な方法でデータとして把握し、それを解析する理論方法を学ぶ。
到達目標 / Goal 本授業では、グローバル化に対応する分析力と実践的提案能力を修得する。具体的には、リサーチ論を学ぶことによって、各自がリサーチを企画する力を身につけること、リサーチを統計的に集計分析を行うようにできること、さらにそれらを用いてプレゼンテーションできるようになることが本授業の到達目標である。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回リサーチとは何か:リサーチにはどのような種類があり、何を目的としてどのような組み立てで行われるのかを解説する
第2回リサーチの実例:リサーチの事例を紹介し、問題意識、母集団、調査対象などについて考える
第3回リサーチの方法:リサーチの調査方法を紹介し、その長所や短所を検討し、実際上の問題点、留意点を解説する
第4回サンプリングの技法:サンプル調査を行うために対象集団をサンプリングする方法について学ぶ
第5回調査の準備:過去のデータを用いて、実際の調査に向けての目的、課題について検討する
第6回調査仮説の設定Ⅰ:リサーチの有効性を支える仮説について解説し、調査仮説の作り方について考える
第7回調査仮説の設定Ⅱ:実際に調査仮説を設定し、その仮説に基づいた調査計画を検討する
第8回調査票の作成Ⅰ:調査票を作成する際の留意点を説明し、質問文、回答方法について学ぶ
第9回調査票の作成Ⅱ:調査仮説に基づいた調査票を作成し、検討する
第10回調査の実施とその方法:調査をする際の注意点について説明し、実際に調査票を用いて調査計画を実施する
第11回集計方法Ⅰ:集計表の作成などコンピューターを用いて集計方法を習得する
第12回集計方法Ⅱ:ヒストグラムなどの図表的な表現や平均値といった数値的な表現を習得することを目的とする
第13回集計方法Ⅲ:正規分布の特性と利用方法について学ぶとともに、検定の概念、独立性の検定、平均値の差の検定について理解する
第14回発表会:各自が実施した調査の結果を発表し、内容ついて全体で討論する
授業形式 / Teaching Method 体験学習や調査を実施し、グループワークを行なう。
評価方法 / Evaluation A(S)~C・E評価
・評価の基準:各回課題50%、試験50%
教科書等 / Textbook 授業の中で必要に応じて指示する
準備学習 / Preliminary study 授業に積極的に参加できるように、各回で指示された内容の準備をしておくこと(各リサーチごとに3~5時間程度)
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)
備考 以下を受講に際しての注意とする。
・初回時の説明の受講とその後の面談を必須(欠席の学生は受講不可)。
・講義時間前後での準備学習を要する(上記)。
・実査においては、社会的状況を鑑みて、日程が変更となる場合がある。

●本科目は、「社会調査士」資格取得対象科目です。
そのため、「社会調査士」資格の取得を目指し、関連科目を履修している学生を優先します。
登録学生が多い場合には高学年での専門分野に基づき制限をかける場合があります。
また、本授業はグループ作業を行う為、欠席は厳禁とします。