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講義名 染織文化史
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Cultural History of Textiles
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 福田 博美
北方 晴子

授業概要 / Class Description 日本の染織文化の歴史を辿る。服飾の素材を学ぶことは服飾文化を捉える原点といえよう。日本の時代・社会を背景として染織の特色を捉え、地域との視点では現代に継承される伝統染織に着目して講義する。(福田担当)
ヨーロッパの織物と装飾手芸の歴史を辿る。テキスタイルは、服装/ファッションの流行に重要な影響を与えてきた。ウール・シルク・コットンの基本素材を用いたテキスタイルの歴史とデザイン、刺繍やレースなどの手芸の技法と歴史、現代ファッションとテキスタイルを取り上げる。(北方担当)
到達目標 / Goal 染織文化の変遷を辿ることによって日本の染織が外来文化の影響を受けた点および現代に継承される伝統染織を理解する。(福田担当)
服装/ファッションに大きな影響を与えてきた染織文化を知ることで、服装/ファッションの意味、知識を深め、世界の服飾文化を理解し、さらには現代ファッションを展望する能力を身につける。(北方担当)
授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回福田 博美染織の基礎知識
「染織」に関する定義・種類・特徴を説明
第2回福田 博美日本古代の染織
縄文時代の「編物」、弥生時代の「織物」、飛鳥・奈良時代の「法隆寺裂」・「正倉院裂」
第3回福田 博美公家の染織
公家装束における「有職織物」・「襲色目」
第4回福田 博美武家の染織
武家装束・甲冑(かっちゅう)・陣羽織における染織・「組紐」「舶載裂」
第5回福田 博美小袖染織
安土桃山時代から江戸時代の小袖における染織・「刺繍」「絞り染」「友禅染」
第6回福田 博美日本近現代の染織
近代の和装における染織・「銘仙」「御召」、洋装における染織・「毛織物」
第7回福田 博美日本の伝統染織
日本各地に伝承される染織・「紬(つむぎ)」「絣(かすり)」
第8回北方 晴子レースの歴史と服飾文化
第9回北方 晴子ウールの歴史と服飾文化
古代・中世ヨーロッパの毛織物、カシミアショール、ツイードとタータン
第10回北方 晴子シルクの歴史と服飾文化
古代ローマ・ビザンチン・イタリアのシルクとベルベット、フランスのシルク
第11回北方 晴子コットンの歴史と服飾文化
ヨーロッパにおけるインド綿の流行、フランス綿プリント、
デニム
第12回北方 晴子刺繍の歴史と服飾文化
第13回北方 晴子現代ファッションとテキスタイル(1)
19世紀末から1950年代
第14回北方 晴子現代ファッションとテキスタイル(2)
1960年代から現在
授業形式 / Teaching Method 講義以外に、授業期間内で、授業で触れた内容に関連した展覧会が開催されている場合、観察を通して知識や情報を得て、レポートに取り組むことがある(フィールドワーク)。
評価方法 / Evaluation A(S)~C・E評価
課題提出70%、参加態度30%
教科書等 / Textbook 適宜、資料を配布する
準備学習 / Preliminary study 事前に配付資料に目を通し、用語等を調べる。事後は提出した課題を振り返り、授業内容を理解し、授業で紹介した参考資料等をみる。(1時間程度)
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)