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講義名 社会調査の基礎
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Approach Theories in Sociological Sciences
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 熊谷 伸子
岡林 誠士

授業概要 / Class Description 社会科学とはどのようなものか、さらに社会科学はどのような形で研究し、アプローチしていくべきか。本講義では、社会科学の範疇に含まれる政治学、法学、経済学、社会学の中でも、社会学や社会心理学に焦点を当て、その方法論について考察していく。その際に、社会調査協会が定める倫理規定に触れ、社会調査における倫理についても学ぶ。
到達目標 / Goal 社会科学の中でも、社会学や社会心理学で中心的役割を果たしてきている社会調査を適用して社会事象を明らかにできる力を涵養することを目指している。すなわち、科学的方法を通じて収集したデータを用い、新たな知見を見出せる調査研究を行なうことが出来るようになることが目標である。
授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回 社会調査の目的・イントロダクション(こころがまえ:調査者の倫理)
社会調査における倫理と法
第2回 社会科学の対象領域
自然科学と社会科学の関係
社会科学とその歴史
第3回 現代社会科学の社会科学と方法論の発展
社会学・心理学・社会心理学の方法論と社会調査
第4回 社会調査の歴史とその目的
第5回 調査法⓶
面接、留置き法、郵送調査法等
ウェブ調査の種類とその問題点
第6回 社会調査の種類①
国勢調査、世論調査、統計調査
第7回 社会調査の種類②
定性的調査と定量的調査を用いたマーケティングの事例報告について学ぶ。
第8回 調査のデザイン
時系列・継続調査、パネル調査、その他の調査法
第9回 質問の作り方
質問文、調査票
第10回 社会調査実施の流れ
調査の手順と方法
第11回特別外部講師(企業における調査担当者)社会調査・統計調査の事例研究
マーケティングリサーチの事例を企業の調査担当者の方から拝聴し、社会における調査の重要性を学ぶ。
第12回 データの質の検討
データの審査、論理的チェック、自由回答のコーディング、「その他」の扱い
第13回 社会調査と分析
単純集計、クロス集計、自由回答の分析
第14回 社会調査とその読み方
社会調査の今後
授業形式 / Teaching Method ディスカッションを通して理解を深め、グループワークを行ない各課題を実施する。
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価基準:授業への参加度80%、レポートおよびプレゼンテーション20%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study ・授業に積極的に参加できるように、各授業で指示された内容を準備してくること(30分程度)
・授業内で不明だった点は自らで調べ、復習を行なうこと(30分程度)
・グループ作業が実施された回においては、事後学習として、グループで実施した成果内容をまとめる(各1時間程度)
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)
備考 以下を受講に際しての注意とする。
・初回時の説明の受講とその後の面談を必須(欠席の学生は受講不可)。
・講義時間前後での準備学習を要する(上記)。
・実査においては、社会的状況を鑑みて、日程が変更となる場合がある。

●本科目は、「社会調査士」資格取得対象科目です。
そのため、「社会調査士」資格の取得を目指し、関連科目を履修している学生を優先します。
登録学生が多い場合には高学年での専門分野に基づき制限をかける場合があります。
また、本授業はグループ作業を行う為、欠席は厳禁とします。