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講義名 古美術論
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Ancient Japanese Art
学部・学科 造形学部デザイン・造形学科

担当教員
氏名
◎ 澤田 志功

授業概要 / Class Description 日本の古代、中世の古寺、仏像を中心とした仏教美術を美術的視点から解説し、仏教美術の歴史を通観することで、その芸術的精神を明らかにする。又、毎回スライド写真30~40点ほどの作例を紹介、解説する。 
到達目標 / Goal 日本の文化の根底にあるものを掌握すると共に、造形活動を行う上で必要不可欠な「美」とは何かという事の理解を深めることができるようになる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回 ガイダンス(授業内容と、スケジュールの説明)
「原始の想像力」縄文・弥生時代について
 紀元前~紀元後の人類の「ものつくり」の歴史を紹介する。
第2回「縄文・弥生時代」の作品とその技法についてより細かく講義を行う。
第3回「仏教美術の起源」インド・ガンダーラ~日本
 仏教の黎明期と仏教美術の発祥に関する講義を行う。
第4回「南伝仏教(スリランカ、ミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス)」の仏教美術に関する講義を行う。
第5回「北伝仏教(中国、韓国、日本、モンゴル、チベット、ベトナム)の仏教美術に関する講義を行う。
第6回「日本仏教の原点」飛鳥、白鳳時代について
 法隆寺を中心とした初期美術が生まれる背景に関する講義を行う。
第7回「日本のルネッサンス」天平時代
 大陸文化の吸収が最も行われた天平時代に関する講義を行う。
第8回「天平時代」の作品とその技法についてより細かく講義を行う。
第9回「密教と異形の仏様」貞観時代
 平安初期の仏教美術と密教に関する講義を行う。
第10回「貞観時代」の作品とその技法についてより細かく講義を行う。
第11回「浄土信仰・祈りの造形」藤原時代
 平安末期の仏教美術が生まれる背景に関する講義を行う。
第12回「藤原時代」の作品とその技法についてより細かく講義を行う。
第13回「運慶が残したもの」鎌倉時代について
 慶派仏師が活躍した鎌倉仏教美術が生まれる背景に関する講義を行う。
第14回「鎌倉時代」の作品とその技法についてより細かく講義を行う。
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:ワーキングシート50%、授業態度50%の割合
教科書等 / Textbook 毎回の授業前までにクラスルームにて掲示する。
準備学習 / Preliminary study 古美術に関する展示など積極的に観覧しておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 基礎造形研究室(D11)
備考 隔週でミニレポート(感想文を含む)を作成、提出してもらい授業内容に関する理解度の確認を行う。
尚、提出物、出席率に関しては厳格に対応する。