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講義名 人体機能とデザイン
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Human Function and Design
学部・学科 造形学部デザイン・造形学科


授業概要 / Class Description  使いやすく安全で、かつ人体機能を引き出すようなデザインのため、考えるべき人間因子のうち、形態的因子につき、解剖学の見地から解説する。また、クロッキーやスケッチに応用できるよう、構造を理解した上での形や動きの捉え方を学ぶ。
到達目標 / Goal 人体(や動物)の構造を理解すると共に、デザイン設計との関係性を考えることができるようになる。また構造の理解をクロッキーやスケッチに応用できるようになる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回日常的に使われる「デザイン」ということばの意味や、デザインと解剖学、また4つの人間因子について述べる。
第2回魚のデザイン、ヒトのデザイン。
ヒトの概観(体軸、方位方向、運動用語)を解説し、脊椎動物の基本的構造を知る。
第3回黄金のプロポーション。
プロポーションや体型について、生体計測(計測点の探り方、測定法を含めて)解説する。。
第4回立つことのむずかしさ①。
ヒトはなぜ立てるのか、骨学概論を述べつつ解説する。
第5回立つことのむずかしさ②。
「軸」とは何かについて、全身骨格を解説しつつ述べる。
第6回立つことのむずかしさ③。
ゼスチャー画で、ムーヴマン(動勢)を感じとる。
第7回上肢の骨格と運動特性。
手の構造や動きと、器物デザインへの応用についての具体例の紹介。
第8回下肢の骨格と運動特性。
下肢帯および自由下肢(きゃく)について、図および作例によって解説。
第9回足の構造とはきもの。
足の骨格と靴との関係を、発生学も含めて紹介。
第10回頭頚部の構造と美術表現。
表情、性差、品格などについて、美術作例を紐解く。
第11回筋肉系①:
筋肉の種類および筋の構成について、図および作例により解説。
第12回筋肉系②:
筋肉美について、古代彫刻を例に解説する。
第13回人体の表面について。
皮膚と粘膜。毛、爪、歯について動物との比較も含めて解説。
第14回運動域。および、人体のサイズや求める用途と器物デザインの具体例を解説。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価基準:授業への参加態度40%、筆記レポート60%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study 生命への畏敬の念をもち、人体や動物の姿に興味を持つこと。什器や器物の使い勝手につき日頃から考え、スケッチやメモをしておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 造形・色彩学研究室(A197)
備考  ■再履修:可
 ■過年度履修:可
 ■他学部・他学科履修:不可