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シラバス参照
講義名
版画
(副題)
講義開講時期
後期
講義区分
実験実習
基準単位数
2
校地
3学年
必修・選択
選択
講義名(英文)
Printmaking
学部・学科
造形学部デザイン・造形学科
担当教員
氏名
◎ 北浦 肇
授業概要 / Class Description
異なる3つの版画技法(凹版2種類と平版)による課題制作を軸に授業を進める。特に平版(リトグラフ)では、複数の版を用いた多色刷りに取り組む。
版画には様々な版種があり、異なる歴史的背景を持つため、それぞれの版画技法の成り立ちや表現上の特徴、他分野との関連等についても解説する。実習制作と合わせて幅広く版画を理解し、さらに各自が調べたことを基にレポートを提出してもらう。
到達目標 / Goal
・版画技法の多様性を知り、それぞれの技法のもつ特徴を活かした表現ができるようになる。
・平版の多色刷りを通してカラー印刷の原理を理解する。
・版画に関する幅広い教養を身に付け、将来の仕事や生活の一部に活かすことができるようになる。
授業計画 / Class schedule
回
内容
第1回
ガイダンス:授業の進め方、履修人数の確認・調整、教材の購入について
解説:版画の種類と歴史
第2回
解説:凹版の種類と特徴
課題制作:ドライポイント① 用意した下絵に塩ビ板を重ね、ニードルで版を作る。
第3回
ドライポイント② プレス機で試し刷り(1回目)を行い、刷り上がりを見て版に修正を加える。
第4回
ドライポイント③ 試し刷り(2回目)を行う。必要なら加筆修正をくりかえす。
第5回
ドライポイント④ 残りの紙に本刷り(3枚程度)を行う。
第6回
解説:複製芸術とエディション
刷り上がった作品にエディションナンバーとサインを記入し、講評会(第1回)を行う。
第7回
課題制作:メゾチント① 下絵をカーボン紙で銅板に転写し、スクレーパーやバニッシャーで版を作る。
第8回
メゾチント② プレートマークを整える。プレス機で試し刷りを行い、刷り上がりを見て版に修正を加える。
第9回
メゾチント③ 本刷り(3~4枚)を行い、最後にエディションナンバーとサインを書き込む。
第10回
解説:平版とオフセット印刷
課題制作:リトグラフ① 下絵を2枚の版に分けて転写する。刷り重ねる色の順序を考えておく。
第11回
解説:多色刷りと見当
リトグラフ② リトクレヨン、ダーマトグラフ等で1版目・2版目をそれぞれ描画し、製版する。
第12回
リトグラフ③ 1版目(1色目)の刷りを行う。
第13回
リトグラフ④ 2版目(2色目)の刷りを行う。最後にエディションナンバーとサインを書き込む。
第14回
講評会(第2回、メゾチントとリトグラフ)を行う。レポートを提出する。
授業形式 / Teaching Method
2回の講評会では、個々の学生の作品発表に続いて、互いの作品について意見交換を行う場を設ける。
評価方法 / Evaluation
評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:制作課題60%、レポート20%、授業への参加姿勢20%
教科書等 / Textbook
教科書は使用しない。解説内容や制作手順のプリントを適宜配布する。
準備学習 / Preliminary study
・初回の授業までに、自分の好きな版画家や作品について調べておくこと。
・あらかじめ必要なもの(用具、作業着、下絵等)を毎回確認し、授業前日までに準備を済ませておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact
D館1階 基礎造形研究室(D11)
備考
・共同で使用する用具や機材が多いため、受講する学生同士で協力しながら取り組むこと。
・履修登録は、時間割に記されている各曜日のコース指定に従うこと。ただし、履修者数に偏りが生じた場合は曜日間で調整を行うことがある。