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講義名 ムービークリエイション演習
(副題)
講義開講時期 通年 講義区分 演習
基準単位数 4
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Movie Creation
学部・学科 造形学部デザイン・造形学科メディア映像クリエイションコース

担当教員
氏名
◎ 昼間 行雄
細川 梨奈
今野 紗希

授業概要 / Class Description ビデオカメラやデジタル一眼レフの動画撮影機能を使って映像表現を研究する。企画、構成、絵コンテ作成等を行なうプリプロダクション作業を練習課題で習得し、その後、撮影と編集を行ない動画映像を制作する。前期は、動画撮影技術の習得として、撮影と照明技術を駆使した撮影、映像編集ソフトを使った編集、録音の行程を課題ごとにグループで取組む。後期は、実験的なイメージ表現や、社会問題に対して映像を使ったメッセージを発信する作品制作を個人やグループで取組む。
到達目標 / Goal 実写映像制作のフローを理解し、自身で企画、撮影、編集して短編映像作品を制作する事ができるようになる。カメラや照明、録音機材を使う技術を習得し、グループ制作でのスタッフワークができるようになる。
実務経験 / Business Experience 昼間行雄
ディレクター、構成作家としてテレビ番組の企画構成・演出。
今野紗希
ミュージック・ビデオ、短編アニメーションの制作。
細川梨奈
ネット用の映像制作、アトラクション映像等の撮影、編集を手掛ける。

授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回 授業全体の概要と、授業で使用する機材についてのレクチャーを行う。映像の仕組みを理解するために、モデル化した装置を使って簡単な実験を行う。
第2回 映像の仕組みを理解するために、簡単な映像装置を制作する。「写る」仕組みと「動く」仕組みの組み合わせで動画映像が成立することを理解する。
第3回 映像の撮影の段取りと、機材、スタッフの構成を理解するために、グループで撮影の練習を行う。
第4回 映像の演出と編集を理解するために例題となる物語から、簡単なドラマ撮影を行う。そのレクチャーと練習を行う。
第5回 映像の演出と編集を理解するためにグループで簡単なドラマ撮影を行う。
第6回特別外部講師:河原真一(照明技師)特別外部講師の河原真一氏(照明技師)による、ドラマやミュージック・ビデオの照明技術のレクチャーと、実習を行う。
第7回 撮影のレンズと照明の関係を、レクチャーと簡単な撮影練習により学修する。
第8回 映像の演出と編集を理解するために例題となる物語から絵コンテ制作を行う。
第9回 絵コンテ制作の続きと講評を行う。
第10回 短編映像制作1
映像の演出を理解するために、グループで短編の映像作品制作を行う。最初に企画立案とストーリー作りなどを、グループに別れて行う。
第11回 短編映像制作2
ロケハン、絵コンテ等の作業を行う。キャストの演技に関する練習なども行う。
第12回 短編映像制作3
撮影を進める。撮影が終了したら、すぐに編集作業に取り組む。
第13回 短編映像制作4
撮影を進める。撮影が終了したら編集作業を行う。映像に適した音響や音楽などを制作して音声も完成させ、動画ファイルとして提出する。
第14回 短編映像制作5
作品の上映と講評を行う。
第15回 実験イメージ表現1
身の回りにある物や風景も撮影の仕方や照明によって、全く現実とは異なる映像として見せることができる。実験イメージ表現は、具象的なものから抽象的な映像をどのようにして作り出すかを撮影時にアナログ的なフィルターワークなどを行いながら試行錯誤していく課題である。この課題についての説明と参考映像を視聴し、企画を立案する。
第16回 実験イメージ表現2
立案した企画を発表し、撮影計画を進める。撮影する場所や物の選定、機材や用具の調達などを進める。
第17回 実験イメージ表現3
撮影の準備が整ったら撮影を行う。撮影が終了したら、すぐに編集作業に取り組む。
第18回 実験イメージ表現4
編集作業を行う。映像に適した音響や音楽などを探したり、制作して、音声も完成させ、動画ファイルとして提出する。
第19回 実験イメージ表現5
完成した動画ファイルを1人ずつ再生しながらプレゼンテーションと講評を行う。制作の工程を記載したレポートを提出する。
第20回 CMの制作1
公共広告について、資料映像を見ながら、その役割、表現方法、撮影技術などを分析する。
第21回 CMの制作2
グループで、公共に広くメッセージを伝達するための映像の手法を検討し、企画を立案する。
第22回 CMの制作3
完成した企画を1グループずつプレゼンテーションし、質疑を行う。その後に全体の制作スケジュールを立て、グループごとにスタッフの役割を決め、撮影の準備、キャスティング、ロケハン、絵コンテ作成などの準備を行う。
第23回 CMの制作4
撮影を行う。並行して音楽等の選曲、作曲等も進める。
第24回 CMの制作5
撮影、さらに並行して編集を行なう。ナレーションがある場合は原稿を完成させる。
第25回 CMの制作6
編集、音響のマルチ・オーディオ作業等をグループで進める。ナレーション録音等を行なう。
第26回 CMの制作7
編集の仕上げと動画データの書出し、チェックを行なう。
第27回 CMの制作8
グループごとに作品をプレゼンテーションし、講評を行なう。
第28回特別外部講師:加藤美紀、山口亜希子(映像ディレクター)映像制作の現在
特別外部講師による、映像制作現場のスタッフワークのレクチャーと質疑応答を行う。就職活動に向けて準備をするための情報を取得する。
授業形式 / Teaching Method グループワークで役割分担をして制作する課題と、個人で全ての制作工程を行う課題がある。どちらも企画内容はプレゼンテーションを行って、全員が内容を共有する。グループワークでの課題は、教室での対面による実習を基本とする。
評価方法 / Evaluation A(S)~C・E評価
評価の基準
授業への意欲、参加態度50% 課題作品50%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study カメラを使った撮影技術に興味を持ち、積極的に空き時間などで練習し、上達を心がける事。
担当教員問合せ先 / Office to contact メディア・映像研究室(A163)