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講義名 ジュエリー・メタルデザイン演習
(副題)
講義開講時期 通年 講義区分 演習
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 必修
講義名(英文) Seminar in Jewelry Metal Work
学部・学科 造形学部デザイン・造形学科 ジュエリー・メタルデザインコース

担当教員
氏名
◎ 押山 元子
成井 美穂
藤澤 英恵
遠藤 容子

授業概要 / Class Description ジュエリーデザインとジュエリーメーキングの学びを総合的に生かした作品制作を行う。
前期は、金属工芸のなかのロストワックス技法を中心に、課題1は基本となるワックス原型のモデリングを行う。課題2では、発展した形態のモデリングを、制作しながらジュエリーメーキング、ジュエリーデザインについて、材質感を生かしたデザイン表現を幅広く学ぶ。
後期の課題3,4では、ジュエリーデザインの製図を学ぶ。オンラインでは手書きの三面図を描き、大学ではパソコンを使ってillustratorでのデザイン画、3DCADでのデータ作成の手法を学び、出来上がったデザインを3Dプリンターで出力し、検討する。

到達目標 / Goal 広く社会に目を向ける習慣を身につけ、金属工芸の技法・材料を理解することができ、デザインに合わせた、技法を選択し制作できるようになる。
実務経験 / Business Experience 助教 藤澤英恵 / 宝石を扱う貿易会社にて勤務 
非常勤講師 遠藤 容子 / 専門教育機関でのCADの指導,ジュエリー企業でのジュエリーデザインと企画
授業計画 / Class schedule
内容
第1回金属工芸について
金属工芸の鋳金、鍛金、彫金について解説する。
特に鋳造のロストワックス技法について、リサーチを行う。
第2回課題1.ロストワックスによるジュエリー基礎(幾何学模様のレリーフ)
幾何学模様のレリーフをデザインし、指定されたサイズ内で原寸の二面図を描く。
第3回二面図をみながら、ワックスを糸鋸と棒やすりで大まかに削り形成する。
第4回二面図をみながら、ワックスを棒やすりでサイズを合わせながら削り形成する。
ワックスの外形をペーパーやすりなどで研磨する。
第5回ワックス原型の軽量化のため、裏抜きをする。
第6回ワックス原型の外形を再度仕上げて完成させる。
「課題1」の講評
第7回課題2. ロストワックスによるジュエリー応用(チューブワックスによるリング)
「課題1」での基礎的な学びを活かし、ワックスで効果的なデザインを考える
第8回チューブワックスによるリング制作
粘土原型を制作して、バランスをみながら全体のフォルムを考慮しワックスを削る。
第9回チューブワックスによるリング制作
粘土原型をみながら、全体のフォルムを考慮しワックスを削る。
第10回チューブワックスによるリング制作
ワックスの外形をペーパーやすりなどで研磨する。
第11回ワックス原型の軽量化のため、裏抜きをする。
第12回ワックス原型の外形を再度仕上げて完成させ、外部業者に鋳造を発注する。
第13回鋳造後の仕上げ
鋳上がった作品をやすりなどで磨き光沢仕上げか、いぶし仕上げにする。
第14回プレゼンテーション・講評
第15回課題3. 宝石の爪留めリングのデジタルデザインの基礎
illustratorからCADへのデザイン制作の流れを説明
第16回各自がillustratorで製図(1)
第17回各自が各自がillustratorで製図(2)
第18回各自がillustratorで製図(3)
第19回Rhinocerosで使用する主要コマンドの予習(1)
第20回Rhinocerosで使用する主要コマンドの予習(2)
第21回各自がRhinocerosでの3Dデータ作成(1)
第22回各自がRhinocerosでの3Dデータ作成(2)
第23回課題4. パターンバングルのデジタルデザインの応用
各自がillustratorで製図(1)
第24回各自がillustratorで製図(2)
第25回各自がillustratorで製図(3)
第26回各自がRhinocerosでの3Dデータ作成(1)
第27回各自がRhinocerosでの3Dデータ作成(2)
第28回各自がRhinocerosでの3Dデータ作成(3)
授業形式 / Teaching Method 作品制作に必要な文献調査と市場調査などのフィールドワークをし、デザイン検討時と作品完成時にプレゼンテーションを行う。
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:授業態度30%、作品60%、プレゼンテーション10%
教科書等 / Textbook 日本宝飾クラフト学院(編)『 オリジナルジュエリー入門 』(美術出版社)
準備学習 / Preliminary study 金工の技法について調べておく。美術館、ギャラリーなどを見学しておくこと。
研究・制作の進行状況を確認し、決められたところまで進めておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 金工研究室 A011a