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講義名 建築法規
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Regulations of Architecture
学部・学科 造形学部建築・インテリア学科

担当教員
氏名
◎ 龍口 元哉

授業概要 / Class Description 普段見ている街や建築は、様々な法規を守った上で作られている。建築、インテリアの企画、設計、さらにそれらを具体化する上で必要な法規について、建築基準法を中心に学んでいく。建築関連法規は、社会の状況が変化すると、それに合わせて改正されていくものである。ここでは基礎的な建築関連法規の意図と内容について、具体的な例を上げながら概説する。建築士等の資格を取得する上でも必須である。
到達目標 / Goal 建築法規の基礎知識を身につけ、建築法規について解説書や法令集を使って自分で調べられることを目標にする。また、身近に触れることの出来る建築物やインテリアにおいて建築関連の基準や規制が具体的にどの様に使われているか観察する力を身につける。
実務経験 / Business Experience 1989年〜2001年:設計事務所勤務(劇場、美術館、集合住宅、個人住宅の設計に携わる)
2001年〜現在 :設計事務所主宰(事務所、集合住宅、個人住宅等の設計に携わる)
一級建築士
授業計画 / Class schedule
内容
第1回■建築・インテリア関連法規についてのガイダンス
・授業の進め方、街で見る建築法規
第2回■建築基準法:基本の理解
・建築法規とは、法令集の使い方、資格試験における建築法規の位置づけ
第3回■建築基準法:集団規定①
・道路、用途地域
第4回■建築基準法:基本用語
・用語の定義、基準法と施行令の関係
第5回■建築基準法:面積・高さの算定
・敷地面積、建築面積、床面積、延べ床面積、建築物の高さ、階数
第6回■建築基準法:集団規定②
・建ぺい率、容積率
第7回■建築基準法:集団規定③
・高さの制限
第8回■建築基準法:単体規定①
・構造関係
第9回■建築基準法:単体規定②
・床高、天井高、階段、採光、換気
第10回■建築基準法:計算問題
・面積、高さの算定、建ぺい率、容積率の計算
第11回■建築基準法:単体規定③
・耐火建築物、準耐火建築物、防火構造、準防火構造
第12回■建築基準法:単体規定④
・防火区画、避難設備、内装制限
第13回■確認申請手続き、建築関連法規①
・確認申請、建築士法、都市計画法等
第14回■建築関連法規②
・消防法、バリアフリー新法、住宅の品質確保の促進等に関する法律,PL法、廃棄物処理法
評価方法 / Evaluation ・評価の方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準 試験・提出課題-80%、授業への意欲・参加度-20%
教科書等 / Textbook オーム社編『建築基準法令集』(オーム社)
今村仁美・田中美都著『やさしい建築法規』(学芸出版社)
準備学習 / Preliminary study 身近な建築物や内部空間を見るときに、安全性や快適性を維持するにはどうしたらよいか、関心を持つことを期待する。また街を歩いて、駅前、住宅街、商店街など地域の特性と建物の形態の関係について、注意深く見ること。
担当教員問合せ先 / Office to contact 建築・インテリア研究室 (A183)