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講義名 建築構造
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Structural Engineering
学部・学科 造形学部建築・インテリア学科

担当教員
氏名
◎ 太田 博章

授業概要 / Class Description 大規模な建築物や大空間を構成するための構造種類および構造形式や近年の最新技術による構造デザインについて学ぶ。また、基本的な構造計画と構造デザイン、構造設計、地球環境や法規との関係性について学ぶ。
到達目標 / Goal 新しい構造形式や耐震技術を含め、比較的大規模な建物の構造についての知識を身につける。
建築設計を行う際に検討すべき具体的な内容についての知識も習得する。
併せて、設計者の果たすべき責任や設計に取り組む姿勢についても理解する。
実務経験 / Business Experience 1984年4月より2012年3月までの28年間、株式会社竹中工務店東京本店設計部にて構造設計者としてRC造集合住宅、SRC造事務所、S造事務所・ホテルなど多数のプロジェクトを担当した。その内、主な実績は以下の通りである。
・超高層建築物を8プロジェクト担当
  S造事務所およびRC造集合住宅で主に制震構造を採用
・免震構造を中低層の集合住宅において2プロジェクト5棟担当
 
授業計画 / Class schedule
内容
第1回ガイダンス
 ー建築構造を学ぶ意義
第2回地震と建物被害
 ー実例から学ぶ建物の被害と対策
第3回制震構造と免震構造
 ー様々な地震対策と実例
第4回力学的機構と構造形式
 ーシェル、膜、アーチ、ドーム
第5回超高層建築物の構造
 ー超高層建築物の歴史と実例
第6回大スパン建築物の構造
 ー大スパン建築物の歴史と実例
第7回合成構造および混合構造
 ー合成構造および混合構造の理念と応用例
第8回二次部材
 ー二次部材の働きと課題
第9回新素材の利用および最新の構造技術
 ー近年の新しい技術への取り組み
第10回構造計画と構造設計の考え方
 ー構造設計の基本理念
第11回現代建築の構造計画と構造デザイン
 ーデザインと構造の考え方
第12回特殊建物の構造デザイン
 ー特殊建物の実例
第13回構造設計と建築法規
 ー法規と構造の考え方
第14回地球環境と建築構造
 ー地球環境への取り組み
評価方法 / Evaluation 評価の方法:定期試験 100%
      但し、試験実施が難しい場合はレポートとする場合もある。
評価の基準:A(S)〜C、再C、E
教科書等 / Textbook 構造用教材(日本建築学会)
準備学習 / Preliminary study 様々な構造デザインを学習する中で、併せて設計者の果たすべき責任や設計に取り組む姿勢についても学習するので興味をもって受講し、習得した知識を将来の設計活動に活かせるよう意識しながら授業に臨むこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 建築・インテリア研究室(A183)
備考 ・オンライン授業となった場合など、都合により一部内容を変更する場合がある
・参考書:建築の構造設計そのあるべき姿(日本建築学会)