シラバス参照

印刷
講義名 人間環境学C(環境行動)
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Human-Environment Studies C (Environmental Behavior)
学部・学科 造形学部建築・インテリア学科

担当教員
氏名
◎ 高橋 正樹

授業概要 / Class Description 人間環境学A、Bに続き、主として環境と人間の行動との関係について学び、環境行動学的視点から建築・インテリアを評価し、設計・デザインに活かす知識を学ぶ。
到達目標 / Goal 環境行動論における基本的な理念や理論を学び、人間と環境との間に存在する問題点を明らかにし、解決の方法を考える力をつけ、建築及びインテリアの質的向上に資する専門的能力を身につけることができる。
授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回 環境行動論とは?
 ガイダンス、環境行動学のはじまり、建築学における環境行動学
第2回 発達と環境
 幼児期における子供と環境の関係、乳幼児までの発達の概要
第3回 遊びと環境その1
 児童期における遊びの役割
第4回特別外部講師:岡田哲也
認定NPO法人 芸術と遊び創造協会
デザイナー
遊びと環境その2
 児童期における遊びの役割
第5回 情動と環境、風土としての建築
 「快」はどこから来るのか、環境の影響、風土の影響
第6回 環境の知覚
 情報源としての環境、五感とデザイン
第7回 環境と認知
 空間認知の発達、認知地図、経路探索
第8回 環境の評価 その1
 インタビューの仕方、評価グリッド法のマスター
第9回 環境の評価 その2
 評価グリッド法によるデザインコンセプトの企画立案
第10回 パーソナルスペース
 ソマーのパーソナルスペースの理論、ホールの対人距離
 環境行動デザインへの応用1
第11回 テリトリアリティ
 ギフォードのテリトリーの定義、1次2次3次テリトリー
 環境行動デザインへの応用2
第12回 プライバシー
 アルトマンのプライバシーの定義、プライバシーへの影響要因
 環境行動デザインへの応用3
第13回 ストレス
 ハリスのストレスの定義、ストレスと過剰負荷的理論、精神病理
 環境行動デザインへの応用4
第14回 自然環境と人間
 バイオフィリア仮説、サバンナ仮説、回復環境、コモンズの悲劇、環境配慮行動
 環境行動デザインへの応用5
授業形式 / Teaching Method 双方向型の授業を実施。学生はGoogleフォームで教員からの質問に対し適宜回答しながら受講する。学生の声をリアルタイムで把握し、コメントをしながら講義を進める。
毎回、リアクションペーパーと次回までの課題を通して授業の理解度を確認する。
評価方法 / Evaluation ・評価の方法 A(S)~C・E評価
・評価の基準 課題80% 授業への意欲20%
教科書等 / Textbook 資料を配布する。
準備学習 / Preliminary study 授業前には、当該内容(キーワード等)について事前に参考図書等で調べておくこと
担当教員問合せ先 / Office to contact 建築・インテリア研究室(A183)
備考 参考図書:人間環境学―よりよい環境デザインへ 日本建築学会編(朝倉書店)、環境心理学 原理と実践 上下巻 槙究他編 (北大路書房)