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講義名 異文化コミュニケーション
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Intercultural Communication
学部・学科 国際文化学部国際文化・観光学科

担当教員
氏名
◎ 星 圭子

授業概要 / Class Description この授業は以下のことを目的としている。
①コミュニケーション能力の養成 
②自文化を正しく認識し、自信を持って発信できるアイデンティティーの確立 
③自文化と他文化との違いに気づいて、それをうけとめ、対応できる異文化リテラシー能力の育成 
到達目標 / Goal 文化やコミュニケーションについて基本的な理解ができる。
自文化について理解し、自信を持って発信できる。
他文化と自文化の違いに気づき、受け止め、対応できる。
異文化接触場面でのコミュニケーション上の問題点を知り、それに対処する方法がわかる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション
自己紹介
異文化を理解する:異文化交流の歴史や意義を知る
第2回文化とは(その1):隠れた文化の存在を知る
文化とは(その2):文化の重層性、特徴を知る
第3回コミュニケーションとは:コミュニケーションとはどのような活動なのかを知る
第4回言語コミュニケーション:ほめ方、しかり方など言語活動に見られるスタイルや規範の違いを学ぶ
第5回非言語コミュニケーション:動作やパラ言語から時間や空間のとらえ方にいたる文化差を知る
第6回違いに気づく:自文化の中で習慣化した考え方やもののとらえ方から離れる体験をすることで、異文化感受性を高める
第7回異文化の認識:固定観念やステレオタイプなど、異文化を人がどのようにとらえがちなのかを知る
差別を考える:異質な人間を排斥しようとする人間の意識について考えを深める
第8回世界の価値観:よく引用される文化の類型論について知る
第9回異文化適応:人が異文化に適応していくプロセスについて知る
異文化受容:異文化と自文化の価値観との折り合いをつけるプロセスを知る
自分を知る:自らの自己開示のありかた、コンフリクトマネジメントの仕方を知る
第10回異文化トレーニング:異文化理解力を高めるためのさまざまな実践的トレーニングを体験する
第11回エポケーとエンバシー:異質な他者と向き合うときの考え方や方法について知る
第12回アサーティブ・コミュニケーション:相互交流の基本となる態度として、相手も自分も尊重するコミュニケーションの仕方を学ぶ
第13回多文化共生社会の実現に向けて:多文化が共存する社会作りのために何が必要なのかを考える
第14回動画を視聴し、そこにみられる異文化適応のプロセスを確認し、分析する
授業形式 / Teaching Method ディスカッション・グループワーク・ロールプレイやシミュレーションなどを行いながら、毎時のテーマについて学ぶ。
評価方法 / Evaluation 1. 評価の方法 A(S)~C・E評価
2. 評価の基準 最終レポート40%、授業内課題への取組み30%、授業への参加度30%で評価する。
教科書等 / Textbook 原沢伊都夫(2013) 『異文化理解入門』、研究社、2200円(税別) 授業開始前に購入することを原則とする。
準備学習 / Preliminary study テキストには授業で初めて行うべきセルフチェックがあるので、予習は不要である。反対に、授業後にはその単元をもう一度読み返すこと。受講者には積極的な意見交換、意見発表を期待し、それが評価の一部となる。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44)