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講義名 地上交通
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Ground Transportation
学部・学科 国際文化学部国際文化・観光学科

担当教員
氏名
◎ 星野 正文

授業概要 / Class Description われわれの生活、あらゆる産業において、地上交通機関の果たす役割は大きい。 特に、観光・旅行は、多様な地上交通機関の中でも鉄道・バスの発達と密接に歩んできた。この講座では、
1.新幹線の拡大とJR分社化を切り口として、JRの歴史と現状を学ぶ。
2.観光と鉄道。 アクセス手段としての鉄道、観光資源としての鉄道を知る。
3.地方における消滅の危機と存続への取り組みとは何か。
4.拡大する鉄道ビジネス、進む新規サービス、多角化。
5.路線バス、ツアーバス、観光バスの現状、法規制と観光への取り組み。
6.交通機関ではたらくこと。
上記のテーマに基づき、具体的な事例について共に考えてみたい。ビデオ、新聞記事なども題材に、身近な事象にふれながら、旅客運輸業界についてみなさんとのかかわりがイメージできるよう進めていく。
到達目標 / Goal ・観光と地上交通機関の関係を理解する、特に、ヒトをつなぎ、地域の価値を創造する役割について考えることができる。
・地方も含めた地上交通が直面する今日的課題について理解できる。
・地上交通の将来について、また、そこに係わる自分自身をイメージできる。
実務経験 / Business Experience 1977年、(株)ジャルパックに入社。空港旅客、ツアー添乗をはじめとして本社における予約管理・営業企画、国内・海外支店における手配、営業、ツアー企画業務に就く。
また、日本航空旅客販売会社ジャルセールスにおいて海外旅行販売グループ長として販売・予約業務にあたる。
定年退職後は、旅行業協会委嘱委員、専門学校・大学・企業における旅行業務全般、および旅行業務取扱管理者試験関連の教育・研究に携わる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション
地上交通とは?
第2回JRの歴史と課題
新幹線開業から、分割民営化へ
第3回JR旅客業規則とは? 
運賃・料金のしくみ、私鉄との競合
第4回新幹線と第3セクター 
【事例研究】北陸新幹線とJR撤退
第5回地方の鉄道の生き残りは可能か?
第6回鉄道と地方の再生1
【事例研究】JR北海道「鉄路消滅の危機」
第7回鉄道と地方の再生2 「地域になにができるか?」
【事例研究】三陸鉄道の復活
第8回アクセス手段としての鉄道から、観光コンテンツへの取り組み1
【事例研究】観光列車の取組み
第9回アクセス手段としての鉄道から、観光コンテンツへの取り組み2
【事例研究】観光列車の地方における取組み
第10回鉄道事業の多角化、新規サービスの拡大、会社間の連携
【事例研究】JR九州の取り組み
第11回外国人が見る日本の鉄道、訪日外国人向けサービス
【事例研究】JRパス、グレーター東京パス
第12回海外の鉄道 ヨーロッパを事例として
第13回バスへの法規制、高速バスの拡大
観光とバス業界・・・はとバスを事例として
第14回はたらく対象としての地上交通
授業形式 / Teaching Method 地上交通を取り巻く、地方の過疎化・少子高齢化などの今日的課題に対して、学生が主体的に、ディスカッションを通して理解を深める。
教材のレジュメ作成なども通して、個々の意見を表現することを重視したい。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:授業参加度 30%、レポート 30% 最終レポート、プレゼン 40%。
教科書等 / Textbook 参考資料は紙、ファイルにて適宜配布する。
準備学習 / Preliminary study 日常の生活において、交通機関について興味をもって利用すること。ニュースなどから、授業に関連するテーマをひろいあげて、自主的に調べること。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44)