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講義名 エンターテイメント文化論
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Entertainment Culture Studies
学部・学科 国際文化学部国際文化・観光学科

担当教員
氏名
◎ 久保田 文

授業概要 / Class Description エンターテイメントの歴史と実態を学びながら、その望ましい方向性を探っていく。エンターテイメントが持つ国際的な影響力について理解する。卒業後あらゆる分野で人々の余暇をデザインしていく学生達に、必要な知識を与え発想方法を伝えていく。
到達目標 / Goal ① エンターテイメントの歴史と実態について、おおまかなことが理解できる。
② 未来のエンターテイメントについて、全人種の幸福をふまえて考えることができる。
③ エンターテイメントについて、自分の意見を文章でまとめられる。
④ 国際的な視点から、エンターテイメントについて分析できる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回大衆が得た余暇と、entertainment business の発生
entertainmentとfashion の共通性
第2回非日常を求める現代人の心理:augmented reality や virtual reality は、なぜ必要なのか?
第3回エンターテイメントと人種の壁
ハリウッドのaffirmative action
第4回ヨーロッパ的感性が受け入れないエンターテイメントとは?
文化的差異とエンターテイメント
第5回ベストセラー小説の出版チームと、映画化の great timing
第6回娯楽の多様化と高度化:個人商店的entertainment business から、対面的な喜びを分かち合うvolunteer work へのシフト
第7回ブロードウェイの商業主義と、知識階級の好むオフ・ブロードウェイやオフ・オフ・ブロードウェイ
第8回ジョプリンの『エンターテイナー』に対する再評価をめぐって
第9回一過性の満足感を越えた、現代に通用するカタルシス効果を求めて
第10回歴史や人物像も塗り替えかねないハリウッド映画の影響力
第11回大衆心理の操作と宣伝:エンターテイメント体験を買うことへの投資が意味するもの
第12回メタバース世界を楽しむための約束事
シリコンバレーで、自分の子供達には施したがらないIT教育
第13回個人主義とエンターテイメントの多様化:ばらばらの心をつなぐことは、可能か?
第14回消費的で受け身な余暇を超えた、クリエイティブな余暇を実現させるための新エンターテイメントを考える。
授業形式 / Teaching Method 講義科目ではあるが、昨年度のオンライン授業ではブレイクアウトルームでの短時間のディスカッション、チャットでの短いグループ発表や、それに対するコメントなどをインターラクティブに行うことで、講義内容に関する理解を深めた。対面授業の場合も、ペアやグループによる意見交換の時間を設ける。
評価方法 / Evaluation A(S)~C・E評価
レポート等の提出物 50% 授業への参加態度  50%

(テストの方が学生の学びになると判断した場合には、期末テストの成績50% 授業への参加態度50%で
 評価する)
教科書等 / Textbook 教科書は、使用しない。
準備学習 / Preliminary study 学期末のレポート作成にむけて、身の回りの亊象について、エンターテイメントという切り口から考察し、自分の言葉で意見をまとめるように心がけておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光B研究室(D49)