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講義名 英米文化事情B
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) English and American Cultural Affairs B
学部・学科 国際文化学部国際文化・観光学科

担当教員
氏名
◎ 中沢 志保

授業概要 / Class Description  現代の国際社会において依然として多大な影響力を持ち続けるアメリカ合衆国と、同国と歴史的・文化的なつながりの深いイギリスについて学ぶ。講義は、大まかに、1)米英両国を含めた欧米の歴史、2)米英両国の政治制度、3)米英両国が主導した外交、4)米英両国を中心とする欧米文化の特徴、の4部分から成る。
到達目標 / Goal 1)米英両国を含む欧米社会の歴史を、大まかに理解することができる。
2)米英両国の政治制度の違いを理解し、説明することができる。
3)米英両国が主導した外交に関して、少なくとも一つは説明できる。
4)「欧米流」の考え方の特徴とその限界を認識することができる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回はじめに: 本講義の内容を理解し、到達目標を確認する。
第2回欧米の歴史(1): アメリカの独立革命の経緯と、ワシントン大統領の対ヨーロッパ認識について学び、孤立主義の起源を確認する。
第3回欧米の歴史(2): ヨーロッパ諸国による中南米支配の歴史を学び、アメリカの対応について確認する。
第4回欧米の歴史(3): 第一次世界大戦における英仏などのヨーロッパ列強の立場を確認し、現在の中東問題の起源を理解する。
第5回欧米の歴史(4): 第二次世界大戦における米英の協力と、両国とソ連との間に生じた対立状況を学び、冷戦の起源を確認する。
第6回アメリカの政治制度(1): 大統領制の大枠を学び、大統領が強い権限を発揮する仕組みを理解する。
第7回アメリカの政治制度(2): ホワイトハウスと大統領の直轄行政機関について学び、アメリカ外交がどのように形成されるかを確認する。
第8回イギリスの政治制度: 議院内閣制の特徴を学び、「議会による政治」の意味を理解する。
第9回米英主導の政治・外交(1): ウィルソン大統領の「14ヵ条」を読み、第一次世界大戦後の国際秩序と欧米の立場を確認する。
第10回米英主導の政治・外交(2): 第二次世界大戦中の米英首脳会議を概観し、両国が抱いた戦後構想について学ぶ。 
第11回米英主導の政治・外交(3): 湾岸戦争(1991年)からイラク戦争(2003年)への経緯を確認し、中東政策における米英両国の姿勢について考える。
第12回欧米文化(1): イギリス系アメリカ人と「ワスプ」(アメリカ社会の支配層)の関係を考える。
第13回欧米文化(2): イギリスのヨーロッパ連合(EU)からの離脱や、アメリカにおける「トランプ現象」を学び、それらの背景に存在するポピュリズムについて考える。
第14回欧米文化(3): 現在の国際社会における米英両国の発言力について考える。
授業形式 / Teaching Method 毎回の授業でのテーマに関して、教員と学生あるいは学生間でディスカッションを行う。
評価方法 / Evaluation 評価方法: A(S)~C・E評価
評価の基準: 試験(小テストを含む)70%、授業態度30%
教科書等 / Textbook 教科書は指定しない。
参考文献は授業中に提示する。
準備学習 / Preliminary study 米英両国を含む欧米社会に関心を持ってほしい。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44)