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講義名 エディトリアルワーク
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 演習
基準単位数 1
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Editorial Work
学部・学科 国際文化学部 国際ファッション文化学科

担当教員
氏名
◎ 渡邊 和雄

授業概要 / Class Description DTP(デスクトップ・パブリッシング)によるエディトリアルデザイン、特に雑誌やZINEのデザインと電子書籍データ作成の基礎的作業を体験しながら出版物制作の工程を知る。レイアウトソフト「Adobe InDesign」を使ったスタイリッシュなページ作成の基本と応用を通して、出版の知識やルールを学び、ファッションメディアで使われているDTPの基本スキル及び、グラフィック・デザインの基礎を身につける。デジタル全盛が叫ばれる一方で、コロナ禍における田園回帰やアナログ再興のトレンドを、紙メディア・冊子の制作を通して体感する。
到達目標 / Goal スタイリッシュ・マガジンのプリプレス(印刷)データと、デジタルブックやデジタルチラシ等のデジタルインタラクティブコンテンツ(スマホ)データの初歩的作成スキルの習得。ファッションプロデュースやファッションメディアにおける、InDesignデータ作成の指示能力、企画、発注、編集、制作などのディレクション能力を身につけることができる。コロナ禍後のリモート社会においてもエシカルなデザイン動向に敏感で、コミュニケーション能力が高く積極的に行動できる人材を目指す。
実務経験 / Business Experience 1990-1994 雑誌「SWITCH」アートディレクター
1993-1995 「小説中公」アートディレクター
1995-現在 雑誌「Niles NILE」アートディレクター、ほか雑誌デザイン多数
1998-2001 雑誌「婦人公論」コラム連載。その他コラム連載多数
1983-現在 村上春樹、吉本ばなな、ギュンター・グラスほか装丁デザイン担当多数
2014 横浜トリエンナーレ委嘱作品制作出品 
1990-現在 有限会社渡辺和雄事務所設立。装丁、エディトリアル・グラフィック・デザイン業務等に携わる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション 雑誌の構造と用語 マスコミとミニコミ
第2回エディトリアルデザインの基礎 印刷書籍と電子書籍制作 1
第3回エディトリアルデザインの基礎 印刷書籍と電子書籍制作 2
第4回エディトリアルデザインの基礎 印刷書籍と電子書籍制作 3 印刷と製本 講評
第5回エディトリアルデザインの実際 ZINE制作 1
第6回エディトリアルデザインの実際 ZINE制作 2
第7回エディトリアルデザインの実際 ZINE制作 3 印刷と製本
第8回エディトリアルデザインの実際 雑誌の誌面制作 1
第9回エディトリアルデザインの実際 雑誌の誌面制作 2
第10回エディトリアルデザインの実際 雑誌の誌面制作 3 印刷と製本
第11回エディトリアルデザインの応用 タイアップ記事の誌面制作 1
第12回エディトリアルデザインの応用 タイアップ記事の誌面制作 2
第13回エディトリアルデザインの応用 タイアップ記事の誌面制作 3 印刷と製本 講評
第14回インタラクティブコンテンツ(デジタル雑誌)の制作 講評と全体まとめ
授業形式 / Teaching Method 全回パソコン演習室でアドビ・インデザインの初歩から段階的に操作手順を解説する、いわゆるチュートリアル対面授業。毎回小さなリソースを反復しながらゆっくり進行する。小課題の提出により学生の習熟度をモニターし全体のレベルアップを目指す。
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:課題提出50% 授業への熱意、参加度50% 
教科書等 / Textbook プリントを配布する。
習熟度をみながら毎回マニュアルを作成配布する。
準備学習 / Preliminary study 市販の雑誌の写真、文章、デザインなど誌面構成の細部にも注目し、常にグッドデザイン表現とは何か、おしゃれでスタイリッシュな記事とはどんな雑誌にあるのかを意識すること。自分ならいつかこんなレイアウトをしてみたい、こんなデザインのページが好き、そんな雑誌のキリヌキを集めるのも上達への近道である。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際ファッション研究室(D47)
備考 ●履修可能人数(人):25
履修登録学生が多い場合は抽選になります。