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講義名 コンピュータグラフィックス演習Ⅱ
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 演習
基準単位数 1
校地 3学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Computer Graphics Lab Ⅱ
学部・学科 国際文化学部 国際ファッション文化学科

担当教員
氏名
◎ 鈴木 利彦

授業概要 / Class Description デジタルイメージはメディア表現に欠かせないものであり、デザイン、アート、映像表現などさまざまな分野で使用されている。この講義ではコンピュータグラフィックスのメディア展開を意識しながら、デジタルイメージを扱う「Photoshop」で表現力を磨いていく。具体的には、デジタル用語解説を交えながら、フォトレタッチや合成などの画像処理技術、カスタムブラシによる描画、アニメーション機能などを使用し、2DCGでの表現を実践的に身に付けるとともに、2DCGの可能性を研究する。
到達目標 / Goal コンピュータでの画像処理、映像制作の基礎知識が理解でき、ハード、ソフトを実践的に使えるようになる。「Photoshop」の基本から応用まで、その使い方を知り、自ら映像作品の制作ができるようになる。
実務経験 / Business Experience 1994.4〜1996.3  鬼澤邦デザイン事務所 グラフィックデザイナー
1996.4〜1997.3  グラフィックデザイナー(フリーランス)
1997.4〜1999.3  武蔵野美術大学短期大学部グラフィックデザイン科 写真工房助手
1999.4〜2001.3  武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科 写真工房助手
2001.4〜2021.3  駒沢女子大学人文学部映像コミュニケーション学科
         (2014.4〜 メディア表現学科)准教授
         グラフィックデザイン・写真授業担当
2021.4〜現在に至る 駒沢女子大学人間総合学群住空間デザイン学類 
          准教授 CAD系授業・プレゼンテーション技法(グラフィックデザイン)
授業計画 / Class schedule
内容
第1回【コンピュータグラフィックス概説】授業の用語解説/2DCGと3DCG/ラスターグラフィックスとベクターグラフィックス/PhotoshopとIllustrator/デスクトップアプリケーションとスマートフォンアプリ
第2回【コンピュータグラフィックス概説】デジタルイメージの発達とメディア展開性/写真とイラストレーション/商業印刷とビデオ映像/ワンソース・マルチユースとクロスメディア
第3回【Photoshopの画像編集】解像度について/基本的なツール/各種パネル/主なメニュー内容/レイヤー構造の基礎と応用/練習課題/ブラシツールとペンツールによる自由な描画/カスタムブラシの編集/シェイプツールの編集/イラストレーション制作課題
第4回【Photoshopの写真編集・デジタルカラー編】フォトレタッチの実践/色空間の違いによる色の再現性について/カラープロファイルについて/RGBとCMYK/色の3属性について/色調補正について/レベル補正とトーンカーブ/コントラストとシャープネス
第5回【Photoshopの写真編集・フォトレタッチ編】フォトレタッチの実践/修正と加工について/修正ブラシツールとコピースタンプツール/フィルターによる加工について工/ダスト&スクラッチとガウスぼかし/アンシャープマスクフィルタ/スマートフォンアプリとの連携
第6回【Photoshopの画像編集・入力と出力編】イラストレーション制作/レイヤー構造の基礎と応用/レイヤーの操作と合成/レイヤーの描画モードについて/フィルターによる加工と組み合わせによる表現/練習課題
第7回【Photoshopの画像編集・入力と出力編】イラストレーション制作/デジタルイメージの入力と出力について/スキャナーやデジタルカメラによる画像入力/商業印刷とプリンター印刷/モニタ表示と印刷解像度について/練習課題
第8回【Photoshopの画像編集・応用編】イラストレーション制作課題/スマートフォンアプリとの連携/Illustratorとの連携/デザインエスキース/課題制作
第9回【Photoshopの画像編集・応用編】イラストレーション制作課題/デザインコンセプトの視覚化/イラストレーション研究/課題制作
第10回【Photoshopの画像編集・応用編】イラストレーション制作課題/クロスメディアを意識した展開/Illustratorなどを使ったレイアウト/プレゼンボード制作
第11回【コンピュータグラフィックス概説】静止画像と動画像デジタルと紙/課題作品講評
第12回【アニメーション機能によるムービー制作】仮現運動と視覚について/Photoshopによる動画像について(GIFアニメーション)/レイヤー構造と合成について/タイムラインについて/絵コンテ作り
第13回【アニメーション機能によるムービー制作】タイムラインを使ったアニメーション制作/画像の切り抜きと合成/レイヤーの複製と移動/動画像書き出し
第14回【アニメーション機能によるムービー制作】課題作品発表と講評/画像編集ソフトの取り扱いとデジタルイメージのメディア展開/コンピュータグラフィックスの今後
授業形式 / Teaching Method 大学施設(コンピュータ演習室)での受講を原則とし、各学生の使用PCを個別にモニター確認することで、現状の作業進行度/技能習熟度/授業理解度を把握する。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価基準:課題作品 50%、授業への意欲・参加度 50%
教科書等 / Textbook プリントを配布する。
準備学習 / Preliminary study ソフトの使用方法は、授業時間以外にも各自で研究すること。
デジタルカメラやモバイルアプリを普段から使用するとメディア表現の展開可能性を深く理解できるうえ、技能上達にも役立つ。
授業に関連するモバイルアプリはAdobe系アプリ※、ibisPaint、そのほか有償/無料アプリが数多くある。
インストールの可否は初回授業で説明する。

※)Photoshop Express(無料),Adobe Capture(無料),Photoshop Camera(無料)など。
  そのほか一部のAdobe系アプリは7日間無料体験後に有料に切り替わるため「要注意」。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際ファッション研究室(D47)