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講義名 写真技術
(副題)
講義開講時期 通年 講義区分 演習
基準単位数 2
校地 3学年
必修・選択 コース必修
講義名(英文) Photography
学部・学科 国際文化学部国際ファッション文化学科 プロデューサー・ジャーナリストコース

担当教員
氏名
◎ 持田 勝

授業概要 / Class Description 現代の写真・映像と言う広い視野に立ち、より細分化されたテーマを設定し、明確な表現目的をもって撮られた写真、つまり『写った』写真ではなく『写した』写真を創りだすため、カメラ・レンズ等のメカニズムを駆使して、知識と技術の理解を図る事を目的とする。
具体的には、機材・機器を活用し、実技活動を重視した授業を展開。理論と実践のバランスを図りながら学習をすすめる。
到達目標 / Goal 物体の形体、素材、質感等の映像表現が出来る感性や感覚を養う。
空間表現のテクニックやイメージの映像表現を作成出来る。
光源の特質を理解し映像表現を無限に拡大出来る。
実務経験 / Business Experience 1982年~1986年:出版社(雑誌)契約カメラマン
1986年~1993年:コマーシャルスタジオ勤務(アシスタント兼カメラマン)
1993年~現在:フリーランスカメラマン(広告、雑誌等)
授業計画 / Class schedule
内容
第1回写真撮影の基本知識①
写真表現のメカニズム デジタルカメラの基本設定(ISO感度、ホワイトバランス、シャッタースピード、絞り)
第2回写真撮影の基本知識②
カメラ・レンズの特性を活かした写真表現 焦点距離と画角および機能設定、露出、ピント
第3回ライティングの重要性
光と影のコントロール・自然光① 光の種類(順光、斜光、逆光)
第4回ライティングの重要性
光と影のコントロール・自然光② 補助光の役割(レフ板使用時のポイント)
第5回ファッション写真の撮影
スタジオライティング① 室内照明ストロボ撮影1灯ライティング(バストアップ)、機材構成(名称、使用方法)
第6回ファッション写真の撮影
スタジオライティング② 室内照明ストロボ撮影多灯ライティング(全身)、ポートレイトライティングの基本
第7回表現のためのコントロールテクニック
レンズ表現力の追求 被写界深度(絞り値の変化)
第8回表現のためのコントロールテクニック
シャッターの表現効果 高速シャッターおよびスローシャッター
第9回服飾素材表現
ライティングによる撮影(ドレス他) ファッションショー衣装のトルソー着装撮影
第10回服飾素材表現
ライティングによる撮影(帽子、靴、鞄他) 商品物撮りのポイント
第11回服飾素材表現
ライティングによる撮影(アクセサリー) 小物、アクセサリーの撮影ポイント、マクロ撮影(クローズアップ)
第12回建築写真・室内インテリア
空間の写真表現  建築物(屋外、屋内)の撮影ポイント(アングル・フレーミング)
第13回広告写真・報道写真の観点 
著作権、肖像権、版権
デジタルデータ画像処理の基本 (画像解像度、レイヤー、加工)
第14回写真技術の基礎的知識を活かした個性的表現の確認
カメラ撮影設定の再確認
PhotoBook企画案(夏季課題)
第15回写真表現作品の完成度の追及①
構図(三分割法、三角構図、S字構図等)
第16回食品撮影のテクニック①
素材フォト 食品素材の撮影ポイントおよびライティング
第17回食品撮影のテクニック②
料理フォト 料理撮影のポイント 質感、シズル感、フレーミング、アングル
第18回写真表現作品の完成度の追及②
デティールフォト (布を使用した質感・立体感の表現)
第19回ファッションショーの撮影ポイント
舞台照明を使用したショー形式のモデル撮影(B201使用)
第20回写真全般のディスカッション
モデル撮影(メンズモデルとのコミュニケーション能力)
第21回コスチューム撮影のテクニック
ファッションショー衣装着装によるモデル撮影(全身・ディティール)
第22回季節感の表現方法
季節をテーマに風景、植物、服(コーデ)等のイメージ撮影
第23回ポートレートの撮影テクニック
屋外(自然光) 人物撮影時の背景および光の工夫
第24回商品写真(広告写真)
コマーシャルフォトの分野 テーマを決めてのイメージ撮影
第25回ポートレート撮影テクニック スタジオ①
スタジオ(照明ライティング) 多灯ストロボ撮影(サロンモデル風)
第26回ポートレート撮影テクニック スタジオ②
スタジオ(照明ライティング) 多灯ストロボ撮影(宣材、プロフィール写真)全身・バストアップ
第27回作品の個人発表・評価
PhotoBook作品提出および発表
第28回写真表現の総括
写真表現完成度の追求
デジタルカメラ設定の重要性
授業形式 / Teaching Method グループワーク:人物撮影時の被写体、カメラマン、アシスタントそれぞれの役割分担を理解する(8回)
プレゼンテーション:年間評価PhotoBookの提出時に企画、制作、完成度について個人発表する。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準: 課題50%  PhotoBook作品30% 授業への意欲、参加度20%
教科書等 / Textbook プリント(参考テキスト)を配布する。
準備学習 / Preliminary study ・各自所有のデジタルカメラのマニュアル(取扱説明書)を参考にして、機能設定ができるようにしておく。(カメラMenu、ISO設定、ホワイトバランス設定等) 《30分程度》


担当教員問合せ先 / Office to contact 国際ファッション研究室(D47)
備考 ■デジタルカメラ必須(一眼レフ、ミラーレス、コンパクト)
■USBメモリー

※スマートフォンのカメラ機能は使用不可。
※カメラが無い場合は、こちらの貸出カメラで対応する。
※カメラを借りる場合、SDカードは各自用意する。