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講義名 ファッションテキスタイル特論実験
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 実験実習
基準単位数 1
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Advanced Experiments of Fashion Textile
学部・学科 大学院生活環境学研究科被服学専攻(博士前期課程)

担当教員
氏名
◎ 米山 雄二
小林 未佳
柚本 玲

授業概要 / Class Description テキスタイルの材質特性、その特性を維持する為の洗浄技術、テキスタイル特性評価および洗浄メカニズムの現象についての理論と検証を関係づけながら実験研究を行う。
到達目標 / Goal テキスタイルの材料特性と表面特性に関係する現象の理論を、試験や実験を通じて理解できる。
実務経験 / Business Experience ◆米山雄二
ライオン株式会社に勤務し、衣料用洗剤、漂白剤、仕上げ剤、台所洗剤、殺虫剤など商品企画&研究開発に従事。
◆柚本 玲
株式会社ワコール 人間科学研究所研究員として勤務。下着に対する人の生理的及び主観的反応の基礎研究、快適な下着開発に従事。
◆小林 未佳
地方独立行政法人神奈川県産業技術総合研究所において、繊維製品の分析試験業務、テキスタイル製作に従事。
授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回柚本 玲デジタルマイクロスコープによりテキスタイル表面や織組織を詳細に観察し、画像上で長さ、面積等を測定する手法を学ぶ
第2回柚本 玲分光式測色計によって、テキスタイルの色彩を数値測定し、測色による色彩の違いを学ぶ
第3回柚本 玲テキスタイルから反射する光特性を、ゴニオフォトメータにより測定し、反射角による光特性の違いをデータ分析から学ぶ
第4回柚本 玲表面観察、測色、光学特性の物性測定結果を総合し、テキスタイルの特性を分析する方法を学ぶ
第5回柚本 玲種々のテキスタイルの特性について要因を整理し、その中に関係性が存在することを考察し、仮説を立案する手法を学ぶ。
第6回小林 未佳テキスタイルの諸元について理解し、各特性値の求め方を実験を通して学ぶ
第7回小林 未佳テキスタイルの機械的性能について理解し、テキスタイルの諸元との関係性を実験を通して学ぶ
第8回小林 未佳テキスタイルの形態的性能について理解し、テキスタイルの諸元との関係性を実験を通して学ぶ
第9回小林 未佳テキスタイルの保健衛生的性能について理解し、テキスタイルの諸元との関係性を実験を通して学ぶ
第10回小林 未佳テキスタイルの機械的性能、形態的性能、保健衛生的性能の結果を分析し、テキスタイルの特性を総合的に理解することを学ぶ
第11回米山 雄二界面活性剤による表面張力の低下を、表面張力計を用いて測定し、界面活性剤濃度との関係性および界面活性剤が形成するミセルの存在と、その形成に必要な濃度について学ぶ
第12回米山 雄二ミセル形成が汚れの脱離メカニズムにどのように作用しているのかを、油性物質がミセルに可溶化する実験を行うことで学ぶ
第13回米山 雄二固体表面上での液滴の接触角測定を行い、洗浄と表面エネルギー変化について学ぶ
第14回米山 雄二人工汚染布と洗浄力試験機を用いて洗浄力試験を行い、界面活性剤のミセル形成の前後における洗浄力の違いおよび表面エネルギー変化が洗浄力発現に及ぼす機作を学ぶ
評価方法 / Evaluation 1.評価の方法 A(S)~C・E評価
2.評価の基準
試験・レポート40%,授業への意欲・参加度60%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study 受講中は自分の修士論文研究とのかかわりを常に意識すること
担当教員問合せ先 / Office to contact テキスタイル研究室(A073) 機能デザイン学研究室(A081a)
備考 授業の中で指示する
資料を適宜配布する