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講義名 被服図学特論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Advanced Study of Graphic Science for Clothing
学部・学科 大学院生活環境学研究科被服学専攻(博士前期課程)

担当教員
氏名
◎ 西井 美佐子

授業概要 / Class Description 被服造形のプロセスの中では様々な図が利用される.こうした図をコンピュータで取り扱うための視覚リテラシからプログラミング手法までの基礎を学ぶ.具体的には図形の要素である点・線をプログラムで描くことから始め,平面図形の描画や1つの図形を用いた平面構成まで発展させる.最終的には複数の図形要素を用いた構成で成人女子用上半身原型をコンピュータにより作成できるようになることをめざす.
到達目標 / Goal 手書きによる作図法には,長さの指定、角度の指定があり,2点間をなめらかな曲線でつなぐなど,様々な作図法が存在する.これら作図法をもとにプログラム言語’Python’での作図に関する基礎知識が身につくことを目標としている.
実務経験 / Business Experience 化粧品・自動車部品・玩具メーカー等の製品開発,デジタルコンテンツ制作プロジェクトにおいて,コーディネータ及び3DCADインストラクターとして,デジタルを媒介としたデザイン環境イノベーションに従事.
授業計画 / Class schedule
内容
第1回概論1  デザインにコンピュータを用いる造形思考について
第2回概論2  論理的造形思考の準備(タイルパターンの作成を通してフローチャートの役割を理解する)
第3回概論3  プログラム言語Python(パイソン)の特徴と授業で扱う範囲について.(オンライン授業では,Windows環境で使用するPythonインストール手順の紹介も含める)
第4回プログラム記述の基本1  画面の設定(画面表示・画面サイズ・背景・文字表示)
第5回プログラム記述の基本2  サンプルプログラムを用いて図形の描画(関数を理解する)
第6回プログラム記述の基本3  サンプルプログラムを用いて図形の描画(点・線分・折れ線)
第7回プログラム記述の基本4  サンプルプログラムを用いて図形の描画(多角形・円)
第8回プログラム記述の基本5  プログラム記述を理解する(サンプルプログラム内の値を変更して図形の描画)
第9回プログラミング基礎1  基礎1~5を用いてオリジナル図形を描画するプログラムを作成する
第10回プログラム記述の応用1  サンプルプログラムを用いて図形の描画(繰り返し処理を理解する)
第11回プログラム記述の応用2  サンプルプログラムを用いて図形の描画(条件判定を理解する)
第12回プログラミング応用1  基礎1~5と応用1,2を用いてオリジナル図形を描画するプログラムを作成する①
第13回プログラミング応用2  基礎1~5と応用1,2を用いてオリジナル図形を描画するプログラムを作成する②
第14回型紙作図のアルゴリズム1 サンプルプログラムの解説(座標系の設定,自由曲線の描画,ダーツの生成)
評価方法 / Evaluation 1.評価の方法:A(S)~C・E評価
2.評価の基準:課題提出物30%、授業への意欲・参加度70%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study プログラミングに関する予備知識を前提とせずに、初歩から学ぶ。教材は適宜プリントを配布する。
担当教員問合せ先 / Office to contact 機能デザイン学研究室(A081a)