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講義名 服装造形学特論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Advanced Study of Clothing Construction
学部・学科 大学院生活環境学研究科被服学専攻(博士前期課程)

担当教員
氏名
◎ 平良木 啓子

授業概要 / Class Description 服装造形学の領域の中のパターンメーキング理論を中心に授業を展開する。まず、人体の体幹部を包むという基本概念について、衣服の成形度との関係および立体と平面展開図の関係で解説する。次に、デザイン、素材、縫製条件との関係について、スカートを主題材に考える。さらに、被服人間工学的視点から体型とパターンとの関係、運動機能性を高める衣服パターン設計、異なる体型に応じた衣服設計について、図学的理論を背景とした衣服パターン設計方法の理論を基に学ぶ。
到達目標 / Goal 衣服のパターンメーキング設計理論について、①衣服の成型度②素材の物性③人体の動作による形態および体表長の変化④図学的な手法を用いた体型の把握の観点から理解できる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回パターンメーキングの要因 
立体の図学的な捉え方
第2回パターンから見た衣服デザインの分類 
非成形衣服・半成形衣服・人体型成形衣服
第3回衣服に関わる図学的展開図の考え方(1)  
衣服原型と人体計測方法     
第4回衣服に関わる図学的展開図の考え方(2) 
人体の形態と柱面体の展開
第5回衣服に関わる図学的展開図の考え方(3) 
ウエストダーツ量の計測方法
第6回衣服に関わる図学的展開図の考え方(4)
フレアースカートの円錐台からのパターン設計方法
第7回素材の違いによる衣服パターンの相違(1)
布地の自重による変形
第8回素材の違いによる衣服パターンの相違(2)
いせこみ・くせとり
ギャザー・プリーツ・フレア
第9回衣服の運動機能性(1) 
上半身の動作による体表長の変化と衣服パターン設計
第10回衣服の運動機能性(2)
身幅・胸幅・脇幅・背幅と着用感の関係  
第11回衣服の運動機能性(3)
袖の設計要因 
第12回衣服の運動機能性(4) 
下半身の動作による体表長の変化と衣服パターン設計
第13回体型の把握と衣服パターン設計(1)
体型把握の方法
第14回体型の把握と衣服パターン設計(2)
若年と高齢者体型の相違
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価基準:レポートおよび課題の提出60% 授業への意欲・授業態度40%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study 次回の授業内容を確認し、関連資料を読んで授業に臨むこと。(30分程度)
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装造形学研究室(A091)
備考 参考書については授業の中で指示する。
服装造形学の基礎を学んでいることが望ましい。