回 | 内容 |
第1回 | 授業の紹介 授業の趣旨および概要、講義や授業の進め方などについて説明する。 |
第2回 | 「ミクロ社会学について」 ミクロ社会学の領域で扱う類似概念や文献等を紹介し、研究対象や方法について概説する。 |
第3回 | 「社会的行為のメカニズム」① 行動心理学における社会行動の一般命題を紹介し、そのメカニズムについて考える。 |
第4回 | 「社会的行為のメカニズム」② 個々人の社会行動が社会化過程でいかに展開されるかを考察する。 |
第5回 | 「社会的行為のメカニズム」③ ミクロ社会学者の社会的行為論を解説し、それらがいかに社会規範を生むのかを理解する。 |
第6回 | 「自己と他者」 自己を認識する主体(主我)と他者を通して認識される客体(客我)の概念を理解し、それらがいかに服装を 通して自己表現に現れるのかを考える。
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第7回 | 「見た目依存の時代」 人はなぜ、見た目に依存するのか?セルフ・エスティーム(自己評価・自己肯定感)との関係で考察する。 |
第8回 | 「日常生活における自己呈示」 ゴッフマンのドラマツルギーの概念とシンボリック総合作用論からファッションを考える。 |
第9回 | 「女になりたがる男たち」 男性の女性化現象と表象としてのファッションについて考え、役割獲得と自我形成の観点から考える。 |
第10回 | 「美容整形と化粧の社会学」 加工対象としての身体と装いについて、現代人のアイデンティティを考える。 |
第11回 | 「現代若者における装いのプロセス―Instagramを中心に」 自己をプロヂュースし配信する媒体の変化やインフルエンサーの影響、今日的ノンバーバル・コミュニケーションのあり方などについて考える。
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第12回 | 「なぜ賢い人もファッド(一時的熱狂)にはまるのか?」 流行に関する類似用語、一般的な流行のサイクルと採用者の分類等について解説し、今日における変化を考察する。
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第13回 | 「外見とパワー」 主として女性の外見管理と身体装飾によるソーシャルパワーの獲得とその関係について考察する。 |
第14回 | 全体を振り返り、服装社会学の理解や領域、ファッションを研究する上で必要とする課題発見と応用性を再認識する。 |