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講義名 生活造形デザイン特論C
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Advanced Study of Life Art Design C
学部・学科 大学院生活環境学研究科生活環境学専攻(修士課程)

担当教員
氏名
◎ 押山 元子

授業概要 / Class Description 日本における工芸は、世界的にも特異なものつくりの特徴をもち、その一般的な概念は造形美術の中でも生活に密着したものを指す。しかし、現代は工芸材料や技法を新しい芸術表現の媒体として扱う多様性を持つ。この授業では、日本の工芸の成り立ちと各工芸分野の魅力を解説し、生活環境と様式の変遷と共に歩んできた工芸と人間とのかかわりについて考察する。
到達目標 / Goal 日本の工芸の成り立ちと分野の理解を深めることができるようになる。背景にある問題点を探り、広い視野から考察することができるようになる。物と人と環境の関係性を理解できるようになる。
実務経験 / Business Experience 教授 春田幸彦 オーダーメイドブライダルジュエリー制作会社勤務
授業計画 / Class schedule
内容
第1回美術・工芸について
日本における工芸の成り立ちと言葉の意味を考える。
第2回明治以降の工芸1・金工
輸出工芸の金工についてナセル・D・ハリリコレクションを主に様々な作品を解説し、考察する。
第3回明治以降の工芸2・陶芸
輸出工芸の陶芸についてナセル・D・ハリリコレクションを主に様々な作品を解説し、考察する。
 
第4回明治以降の工芸3・漆芸、染織
輸出工芸の漆芸、染織についてナセル・D・ハリリコレクションを主に様々な作品を解説し、考察する。
第5回明治以降の工芸4・人形、ガラス他
人形とガラスなどについて解説し、考察する。
第6回明治以降の工芸5
社会的評価について解説しディスカッションする。
第7回七宝について1
名称と歴史について解説する。
第8回七宝について2
世界と日本の七宝の比較について解説する。
第9回七宝について3
明治以前と以後の七宝について考察する。
第10回現代の工芸について1
多様な現代の工芸について解説し考察する。
第11回現代の工芸について2
多様な現代の工芸について解説し考察する。
第12回現代の工芸について3
現代のジュエリーデザインについて解説する。
第13回現代の工芸について4
現代の工芸のアート表現について解説し考察する。
第14回工芸の学びから現代と未来の工芸について考察する。
授業形式 / Teaching Method 各セクションの区切りにおいて、考えなどを資料と共にプレゼンテーションを行う。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:授業態度50%、レポート50%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study 事前に工芸、クラフトなどについて美術館、博物館、展覧会などを見て学習をしておく。
担当教員問合せ先 / Office to contact 金工研究室(A011a)