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講義名 言語文化特論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Advanced Studies in Language and Culture
学部・学科 大学院国際文化研究科国際文化専攻(修士課程)

担当教員
氏名
◎ 石田 名都子

授業概要 / Class Description 本講義では、文化や社会がどのように言語と深くかかわっているかを考察する事を目的とする。まず最初に世界にはどのような言語が存在するかについて学び、次に文化的要因や社会的要因がどのように言語に影響を与えているかを考察する。また、人の「知」と「ことば」に関する研究分野である認知言語学の観点から、社会の認知の仕方と認知の基盤になっている概念、その概念がことばの使用にどのような影響を与えているかも考察する。
到達目標 / Goal ・世界の言語についての知識を習得し説明できる。
・社会的要因や文化的要因の言語への影響に関する具体的な知識を深めることができる。
・言語と思考と文化がそれぞれどのように影響を及ぼしあっているかについての知識を深めることができる。
・言語に対する洞察力を深めることができる。
・認知の基盤となっている概念を理解できる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回Introduction:本講義の内容を理解し、到達目標を確認する。
第2回ルーツ別分類による世界のことば(1):世界最大の言語語族の印欧語族について概観し理解する。
第3回ルーツ別分類による世界のことば(2):セム語族、ハム語族、ウラル語族、アルタイ語族,シナ・チベット語族、マライ・ポリネシア語族、アフリカ語族、オーストロ・アジア語族、アフリカ諸語について概観し理解する。
第4回ルーツ別分類による世界のことば(3):アメリカ先住民諸語、オーストラリア諸語、ドラビダ諸語、孤立した言語等について概観し理解する。
第5回ことばと文化(1):社会階級とことばの関連性について理解し考察する。
第6回ことばと文化(2):多言語社会と言語政策について理解し考察する
第7回ことばと文化(3):社会方言(世代や性別)によることばのちがいについて理解し考察する。
第8回ことばと文化(4):言語変異論と言語変化について理解し考察する。
第9回ことばと文化(5):言語使用域と文体について理解し考察する。
第10回ことばと文化(6):文化の違いによる非言語伝達について理解し考察する。
第11回ことばと文化(7):ピジン化の特徴とクレオール化の特徴について理解する。
第12回ことばと認知(1):身体性、Prototype、Categorizationという認知概念がどのようにことばに反映されているかを理解し考察する。
第13回ことばと認知(2):身体性や空間概念がどのようにことばに反映されているかを考察する。
第14回ことばと認知(3):MetaphorやMetonymy という認知プロセスがどのようにことばに反映されているかを考察する。
授業形式 / Teaching Method ディスカッションやプレゼンテーションなども含む。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E
評価基準:授業への参加度50%、課題等50%
教科書等 / Textbook 授業時に指示する。
準備学習 / Preliminary study 問題意識を持って授業に臨むこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光B研究室 (D49)