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講義名 日本文化研究
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Japanese Cultural Studies
学部・学科 大学院国際文化研究科国際文化専攻(修士課程)

担当教員
氏名
◎ 近藤 尚子

授業概要 / Class Description 日本文化を、とくに和歌という視点から考える。和歌は31文字の短い詩形であるが、古くからさまざまな場面で欠くことのできない重要な役割を果たしてきた。それを三大和歌集である『万葉集』『古今和歌集』『新古今和歌集』とその周辺の文学作品から読み解いていく。
到達目標 / Goal 古文の基本的な文法・語彙についての知識を身につける。
和歌に詠まれた作者の心情を理解することができる。
和歌の様々な技法を知る。日本史の基本と、その中で和歌世界がどのように受け継がれていったかを理解する。
授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回オリエンテーション本講義の内容を把握し、到達目標を確認する。
和歌の基本的な知識を確認する。
第2回三大和歌集とその時代万葉集・古今和歌集・新古今和歌集の成立を見る。
第3回万葉集1万葉集の巻頭歌を読み、万葉集の和歌集としての性格を探る。
第4回万葉集2万葉集の東国の歌を読み、古代における東国を知る。
第5回万葉集3万葉集の表記について考える。
第6回古今和歌集1古今和歌集の巻頭歌を読み、古今集の和歌集としての性格を探る。
第7回古今和歌集2古今和歌集の旅の歌を読み、中古における旅を考える。
第8回古今和歌集3古今集の「物名」の歌を読み、和歌の技法について知る。
第9回物語と和歌古今和歌集と伊勢物語に重複する和歌を比較する。
第10回新古今和歌集1新古今和歌集の巻頭歌を読み、新古今集の和歌集としての性格を探る。
第11回新古今和歌集2新古今和歌集の中心的選者である藤原定家の和歌を読む。
第12回新古今和歌集3釈教歌を読み、時代背景を探る。
第13回百人一首藤原定家が選んだ百人一首をみる。
第14回和歌の世界和歌がたどった道を江戸時代の国学から眺める。
評価方法 / Evaluation  A(S)~C・E評価
評価の基準:授業中の提出物30%、期末レポート70%
教科書等 / Textbook 特に指定しない。テキストはプリントで用意し、参考文献等は授業中内で指示する。
準備学習 / Preliminary study なじみの薄い古文を扱うので、復讐をしっかりすること。
担当教員問合せ先 / Office to contact 和装文化研究所(F館4階 F43a)