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講義名 官能評価法特論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Advanced Study of Sensory Evaluation
学部・学科 大学院生活環境学研究科被服学専攻(博士前期課程)

担当教員
氏名
◎ 小林 未佳

授業概要 / Class Description 人間の感覚を用いてモノの特性を数値化して比較検討する官能評価は、ファッションに関する多様な研究において重要な手法である。官能評価の各手法の特徴と留意点、評価計画からデータ処理、分析、結果の見方までを体系的に学修する。
到達目標 / Goal ・官能評価を実施する際に必要な知識や、評価データの処理に必要な統計手法を理解することができる。
・研究における具体的な評価計画や、評価結果を分析する力を身につけ、研究や商品企画などに実践的に活用する力を養うことができる。
実務経験 / Business Experience 地方独立行政法人神奈川県産業技術総合研究所において、繊維製品の分析試験業務、テキスタイル製作に従事。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回官能評価の目的、用途、特徴について解説する
第2回官能評価を実施する際の評価者(パネル)、評価環境、評価試料(サンプル)について解説する
第3回官能評価で用いる評価用語(項目)、評価尺度、質問票について解説する
第4回手法Ⅰ:識別試験法における2点試験法について解説する
第5回手法Ⅰ:識別試験法における3点試験法について解説する
第6回手法Ⅱ:SD法について、準備段階における評価試料の調整、評価用語の選定、質問票の作成、および実施後のデータ整理における平均値、標準偏差、グラフの示し方を解説する
第7回手法Ⅱ:SD法について、データ解析における分散分析および因子分析、それら検定の見方を解説する
第8回手法Ⅲ:順位法について、準備段階における評価試料の調整、評価用語の選定、調査票の作成、および実施後のデータ整理における平均順位、標準偏差、グラフの示し方を解説する
第9回手法Ⅲ:順位法について、データ解析の検定における相関性、一致性係数、フリードマン検定、それらの結果の見方を解説する
第10回手法Ⅳ:一対比較法について、準備段階における評価試料の調整、評価用語の選定、調査票の作成、および実施後のデータ整理における評価推定値、グラフの示し方を解説する
第11回手法Ⅳ:一対比較法について、データ解析における組合せ効果、順序効果など検定結果の見方を解説する
第12回官能評価の実際Ⅰ 視覚を用いた官能評価の研究事例について、解説する
第13回官能評価の実際Ⅱ 触覚を用いた官能評価の研究事例について、解説する
第14回官能評価の実際Ⅲ 官能量と物理量との対応を用いた官能評価の研究事例について、解説する
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価基準:授業への意欲・参加度70%、試験・レポート30%
教科書等 / Textbook 特になし(適宜資料を配布する)
準備学習 / Preliminary study 系統的に進めていくので、前回の内容を復習しておくこと
自分の研究分野との関わり合いを意識すること
担当教員問合せ先 / Office to contact テキスタイル研究室(A073b)
備考 授業内容に合わせて適宜資料を配布する