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講義名 法学
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Introduction to Law
学部・学科 造形学部 デザイン・造形学科

担当教員
氏名
◎ 小川 有希子

授業概要 / Class Description 私たちは、社会生活を営む上で、さまざまな社会集団に属している。これらの集団内部や集団間の利害を調整し、社会生活を維持するためのルール(社会規範)の一つが法である。履修者にとって身近な事例を取り上げながら、「知らなかった」では済まされない法、知っておいた方がよりよく生活できる法、働き始めた後に役に立つ法など、さまざまな分野の法の目的や意義を学ぶ。
到達目標 / Goal ①法学の全体像をつかみ、法学の基本的な考え方を理解できる。
②社会の仕組みや社会のできごとに関心をもち、法的視点から課題を捉え、問題解決に向けて法的に考えることができる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション

『ケースで学ぶ法学ナビ』にそって授業を進める。
第1章 法とは何か
第15章 条文や判例の読み方
1 条文を読んでみよう
第2回第2章 法の使い方を知る
第3回第4章 日常生活でもっとも身近な法ー民法(債権・物権)

たとえば、売買契約、賃貸借契約など契約の種類や、所有物が奪われた場合の法的対応など。
第4回第5章 法からみる「家族」ー民法(家族法)

たとえば、婚姻の効果や親子関係など。
第5回第6章 疑わしきは罰せずー刑法・刑事訴訟法

たとえば、死刑制度や違法捜査、冤罪事件など。
第6回第7章 働くとき・働かせるときのルールー労働法

たとえば、過労死やハラスメントなど。
第7回第8章 暮らしのセーフティネットー社会保障法

たとえば、年金や生活保護など。
第8回第9章 お金のトラブルと法ー消費者法

たとえば、訪問販売やクレジットカードにまつわる問題など。
第9回第10章 インターネットと法ー情報法

たとえば、ネット上での誹謗中傷や海賊版サイトなど。
第10回第11章 ライフステージと法

たとえば、法律上での年齢の区分や成年後見制度など。
第11回第12章 生命と法

たとえば、生殖補助医療や安楽死・尊厳死にまつわる問題など。
第12回第13章 環境と法

たとえば、海洋プラスチック問題や各自治体・企業における環境保護への取組みなど。
第13回第14章 さらに進んで学んでみよう
第14回第15章 条文や判例の読み方
2 判例を読んでみよう
授業形式 / Teaching Method 毎回、オンデマンド教材を配信(動画をYouTubeで配信)する。
評価方法 / Evaluation 評価の基準:毎回の小テスト40%、ミニレポート(第7回に実施)20%、期末試験40%
 
 
教科書等 / Textbook 大林啓吾・手塚崇聡編著『ケースで学ぶ法学ナビ』(みらい、2018年)
準備学習 / Preliminary study ◉教科書の指定箇所を読み、わからない言葉や概念があれば、法律用語辞典等を用いて調べてみる。
◉条文が出てきたら(民法1条など)、その都度、その条文を読んでみる。
◉授業で取り扱うテーマに関連するニュースや新聞記事を探し、その課題や解決方法を法的に考えてみる。
担当教員問合せ先 / Office to contact 非常勤講師室(A050)・教務課(A館L階)

教員のメールアドレス等、連絡手段については、授業の中で伝える。