シラバス参照

印刷
講義名 アメリカを知る
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) American Studies
学部・学科 造形学部建築・インテリア学科

担当教員
氏名
◎ 中沢 志保

授業概要 / Class Description  政治、経済、文化、軍事など、どの側面においても依然として大きな影響力を持ち続けるアメリカ合衆国について、主として政治・外交の視点から学ぶ。講義は、1)アメリカ社会を知るための導入部、2)アメリカの政治制度、3)アメリカの主要な外交政策、4)現代アメリカ社会の諸事情の4部分から成る。
到達目標 / Goal 1.アメリカの政治制度を理解し、大統領制の特徴について大まかに説明できる。
2.20世紀初頭から現在までの主なアメリカ外交を学び、同国の対外政策の特徴を最低ひとつは説明できる。
3.「私のアメリカ論」を自分なりに展開できる。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回はじめに: 本講義の内容を理解し、到達目標を確認する。
第2回アメリカ社会を知るヒント(1): トックヴィルの『アメリカの民主政治』を学び、同著が今日においてなお評価されている理由を理解する。
第3回アメリカ社会を知るヒント(2): 南北戦争の概略を学び、リンカーンの強いリーダーシップについて考える。 
第4回アメリカの政治制度(1): 大統領制について考える。
第5回アメリカの政治制度(2): アメリカの行政機構を学び、大統領が強い指導力を発揮できる仕組みを理解する。
第6回アメリカの政治制度(3): アメリカの大統領選挙について学ぶ。
第7回アメリカの政治・外交(1): フランクリン・ローズヴェルトの時代に注目し、ニューディール政策の具体例を学ぶ。
第8回アメリカの政治・外交(2): 原爆製造の過程を確認し、投下決定をめぐる論争について学ぶ。
第9回アメリカの政治・外交(3): キューバ・ミサイル危機の概略を学び、核時代における脅威について考える。
第10回アメリカの政治・外交(4): ヴェトナムへの介入がアメリカ社会に与えた影響について学ぶ。
第11回アメリカの政治・外交(5): 湾岸戦争とイラク戦争の共通点と相違点を確認し、アメリカの中東政策の特徴を理解する。
第12回アメリカ社会の諸事情(1): 黒人・先住民・ヒスパニックの視点から、アメリカの人種問題を考える。
第13回アメリカ社会の諸事情(2): 女性の社会的地位の変遷について、アメリカ史の視点から学ぶ。
第14回アメリカ社会の諸事情(3): トランプ政権からバイデン政権への移行のプロセスを確認し、アメリカ社会が抱える深刻な「分断」状況を考える。
授業形式 / Teaching Method 毎回の授業でのテーマに関して、教員と学生あるいは学生間でディスカッションを行う。
評価方法 / Evaluation 評価方法: A(S)~C・E評価
評価の基準: 試験70%、授業態度30%
教科書等 / Textbook 教科書は指定しない。
参考文献は、授業中に提示する。
準備学習 / Preliminary study アメリカ合衆国という国に対して、どのような視点からでもよいが、関心を持ってほしい。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44)
備考 ●履修可能人数(人):50
履修登録学生が多い場合は抽選になります。