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講義名 世界遺産
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) World Heritage
学部・学科 国際文化学部国際文化・観光学科

担当教員
氏名
◎ 筬島 大悟

授業概要 / Class Description 世界遺産条約とは、1972年にユネスコで採択された世界の文化遺産及び自然遺産を保護するための条約である。いまや世界各国に多種多様な世界遺産が存在しており、旅行者にとっての絶好の観光地の一つとして認識されている。しかし、世界遺産の実態については驚くほど世間一般には知られていない。本講義は、世界各国の世界遺産の事例を通じて、遺産の保全のあり方、文化及び生物多様性、そしてSDGs(持続可能な開発目標)などといった基本的な知識を身につけ、世界遺産委員会及び世界遺産の現場で生じている問題について理解することを目的とする。
到達目標 / Goal ・本授業を受けることで、文化の多様性について理解できる。
・本授業を受けることで、遺産の保全と活用方法について理解できる。
・本授業を受けることで、各個人が遺産を通じてSDGsに貢献する方法について考えることができる。
・本授業を受けることで、就職活動においても有益で、文部科学省後援の検定「世界遺産検定」3級の取得を目指す。
実務経験 / Business Experience 2018年神田外語学院国際観光科非常勤講師
2019年より東京観光専門学校旅行科・観光ビジネス科非常勤講師
世界遺産委員会会合にオブザーバー参加多数(2015年、2017年、2018年及び2019年)
無形文化遺産委員会にオブザーバー参加(2017年)
授業計画 / Class schedule
内容
第1回世界遺産の基礎知識(オリエンテーション)
第2回世界遺産における顕著な普遍的価値(OUV)とは何か
第3回世界遺産リストの公平性:グローバル・ストラテジーとは何か
第4回文化的景観とは何か
第5回オーセンティシティ(真正性)とインテグリティ(完全性)
第6回遺産における破壊行為
第7回負の遺産と記憶
第8回世界遺産委員会における会議内容①:世界遺産の登録に関する諸問題
第9回世界遺産委員会における会議内容②:世界遺産の保全に関する諸問題
第10回世界遺産と持続可能な開発
第11回無形文化遺産条約とは何か
第12回遺産と地域社会①:国内の文化遺産の活用事例
第13回遺産と地域社会②:世界の文化遺産の活用事例
第14回遺産と地域社会③:自然遺産の活用事例
授業形式 / Teaching Method 基本的には講義形式だが、コロナの状況によってはグループプレゼンテーションを行う場合がある。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:授業態度50%、テスト50%(世界遺産検定の受検内容及び結果を加点要素とする)
教科書等 / Textbook 特にテキストは指定しないが、世界遺産検定3級取得希望者は以下のテキスト購入すること。

『きほんを学ぶ世界遺産100-世界遺産検定3級公式テキスト』
発売元:㈱マイナビ出版 定価:1594円(1450+10%)
ISBN978₋4₋8399₋7565₋4
2021年3月16日3版1刷
準備学習 / Preliminary study 世界遺産や自分の地域の遺産に関するニュースなどを積極的にチェックして授業に臨むこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44)
備考 ●受講人数が多い場合は、人数制限を行うことがありうる(上限100人)。また、オンライン授業の場合は200程度を目途に人数制限を行うことがある。
●講義内容に関する質問やコメントは大歓迎です(授業中、授業後問わず)。積極的に発言してください。