シラバス参照

印刷
講義名 中国語入門
(副題)
講義開講時期 通年 講義区分 演習
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Introductory Chinese
学部・学科 造形学部建築・インテリア学科

担当教員
氏名
◎ 柴崎 公美子

授業概要 / Class Description この授業は、中国語をゼロから学び始める二年生の学生を対象とする。週一回一年間の授業で、中国語の発音と基本的な文法を習得し、簡単な挨拶や日常会話ができることを目指す。また、ことばだけでなく、中国語圏の文化や考え方を紹介し、中国語圏の多様性・異文化に対する理解を深める。
到達目標 / Goal 1-中国語の発音と発音表記法(ピンイン)を習得する。 
2-中国語の基本的な文法を習得する。
3-中国語で挨拶や簡単な日常会話ができる。
4-中国語圏の文化について理解を深める。
なお、本授業は教育課程の編成方針に掲げる「幅広い知識と教養を修得する」「実践力を重視する外国語」「コミュニケーション能力などの社会人基礎力を養う」を実施する科目である。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション:中国と中国語の概説、授業の進め方と成績の評価方法に関する説明
第2回第1課 「発音編-1」:①声調と声調記号の位置、②母音(単母音・複母音)
第3回第2課 「発音編-2」:子音
第4回第3課 「発音編-3」:①鼻音を含む母音、②軽声、③親族名称、④人称代名詞
第5回第4課 「発音編-4」:①声調変化のルール、②「r化」、③あいさつ
第6回第5課 「はじめまして」
①動詞“是”、②当否疑問文、③名前の尋ね方と答え方
第7回第6課 「(私は)コーヒーを飲みます」
①動詞述語文、②副詞“也”と“都”、③選択疑問文
第8回第7課 「これが私の家族写真です」
①省略疑問文、②指示詞、③“的”
第9回第8課 「あなたはなにが買いたいですか」
①疑問詞疑問文、②助動詞“想”、③時間詞
第10回第9課 「日本語は難しいですか」
①形容詞述語文、②反復疑問文、③提案や命令を表す文末助詞
第11回第10課 「あなたは何コマ授業がありますか」
①動詞“有”、②量詞、③「数」や「数量」を尋ねる疑問詞
第12回第11課 「もう12時になりました」
①文末の“了”、②時刻の表現、③前置詞“在”
第13回第12課 「地下鉄で行きます」
①連動文、②年月日と曜日、③方式や手段を尋ねる疑問詞
第14回第5課~第12課(26頁~57頁)の総まとめ
第15回前期学習内容の総復習と後期の授業についての説明
第16回第13課 「学食は図書館のとなりにあります」
①場所を表す指示詞、②方位詞、③“在”と“有”のちがい
第17回第14課 「昨日私は腕時計を(1つ)買いました」
①動詞接辞の“了”、②動詞の重ね型、③前置詞“給”
第18回第15課 「あなたはチベットに行ったことがありますか」
①経験の表現、②動作量(~回)の表現、③前置詞“跟”
第19回第16課 「北京から香港まで3時間半かかります」
①時間量(e.g.3時間半)の表現、②動作の起点・着点を表す前置詞、③2点間の距離を表す前置詞
第20回第17課 「テニスはできますが、今日は体調が悪くてできません」
①助動詞“会”、②助動詞“能”、③主述述語文
第21回第18課 「いとこは私より2歳下です」
①比較の表現、②「重さ、高さ」を尋ねる表現、③年齢の尋ね方
第22回第19課 「(私のカメラは)上海で買ったんです」
①「説明」の“是~的”、②100以上の数の表現、③金額の言い方
第23回第20課 「テニス(をするのが)上手ですね」
①状態(様態)補語、②二重目的語文、③望ましくない意味の「少し」
第24回第21課 「私はダイエット中です」
①方向補語、②動作の進行を表す“在”、③禁止の表現
第25回第22課 「携帯は見つかりましたか」
①結果補語、②処置文、③助動詞“可以”
第26回第23課 「あなたのパソコンは彼に修理させよう」
①受け身文、②使役文、③補語のまとめ
第27回第24課 「もうすぐ春節になります、良い年をお迎えください」
①近い未来の実現を表す言い方、②「ますます~」、③複文
第28回第13課~第24課(58頁~105頁)までの総まとめ
評価方法 / Evaluation A(S)~C・E評価
試験50%、小テスト20%、平常点(一年間を通じた授業への取り組み)30%。
評価方法に変更が生じた場合、適宜通知する。
教科書等 / Textbook 杉野元子、黄漢青共著『改訂版 大学生のための初級中国語24回』、2019年、白帝社。
準備学習 / Preliminary study (1)予習は事前に教科書に目を通し音声を聞くこと、小テストなどの時は準備学習を十分行うこと(30分以上)。
(2)復習は学習した単語や文を覚えるまで10回以上発音練習する、また学習した内容をまとめること(60分程度)。
担当教員問合せ先 / Office to contact 授業の指定教室で聞くこと。それ以外の問い合わせは、国際文化・観光B研究室(D49)。
備考 例年、中国語科目は履修者数が超過する傾向にあることから、以下の通りとする。
(1)「中国語入門」は、これまで中国語を学んだことがない二年生を対象とする。一年次に「基礎中国語Ⅰ」と「中国語コミュニケーション」を(単位の修得に関わらず)履修した学生が「中国語入門」を履修することは認めない。
(2)レベルや到達目標が異なることから、「基礎中国語Ⅱ」との同時履修は認めない。
(3)開講年次である二年生の履修者数によっては、再履修者および過年度履修者を受け入れられない可能性がある。
(4)留学生の場合、中国語圏出身者(華僑・華人も含む)の履修は認めない。
★また、授業の際は教科書、ノート、ファイルを必ず持ってくること。