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講義名 キャリア基礎演習
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 演習
基準単位数 1
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Basic Seminar in Career Planning 
学部・学科 国際文化学部国際文化・観光学科

担当教員
氏名
◎ 大橋 龍司

授業概要 / Class Description これからの「キャリアに関する教育」は、小・中・高~大学生までのことではなく、生涯生きていくための”生きる力”として重要なテーマである。”生きる力”とは”自分を活かす力”であると思う。 この授業では、大学生に求められる力になる「クリティカルシンキング(批判的思考力)」とは、情報をうのみにせず、一度立ち止まって複数の角度から考える力をつける。それは、ゼミ活動・チーム活動において的確な行動をとることができる。また、社会に出ると必要になる「数学・算数」「国語・言語に関する基礎」を分かりやすく学ぶ基礎講座である。
到達目標 / Goal ●クリティカルシンキング(批判的思考力)を身につけて、今後の授業やグループ活動で「使える」「鍛える」行動をとることができる                              ●将来のキャリア像実現に向けて、適性検査、筆記などについて基本的な知識を身につけ活用できる
●社会動向、企業における様々な資料を正しく理解して分析的に読みとることができる      
●他者とのコミュニケーションを積極的にとることができる     
                              
実務経験 / Business Experience 【主な職務経歴】
○株式会社リクルート 事業企画部、新規事業開発部、HR領域営業部(企業開拓)
○株式会社リクルートHRマーケティング(現:株式会社リクルートジョブズ)
 経営企画部 マーケティング室
○世田谷区、荒川区キャリア教育コーディネーター
 ・企業と学校をつなぐコーディネイト運営、教諭向けキャリア研修
授業計画 / Class schedule
年月日(曜日)時限内容
第1回 3時限【オリエンテーション】
初回にあたり、本講座の趣旨説明。自己紹介、ワークショップ等。 社会で「より深く考える力」「数字(算数)」「国語」が必要な理由を資料を使って解説する
第2回 3時限【数字① 四則計算 割合】
(+)(-)符号のまとめ方を覚えておく。少数と分数の変換や、パーセントの数字は、私たちの身の回りにあふれている。その基礎を学び直す。
第3回 3時限【数字② 金銭の問題、定価・原価・利益 資料の読み取り】
個人の収支、税金・貯金の利子などとても大切なことばかり。事例(ファッション・観光・介護業界)から、ビジネスの収支について学ぶ。生活シーンを想定した定価・原価・利益を習得する
第4回 3時限【数字③ ハジキの問題(速さ(ハ)・時間(ジ)・距離(キ)、資料の読み取り】
速さ、時間、距離を求める基本計算を学ぶ。様々なグラフや表を読める力をつけておく。必要な数値を選びだして速く答える
第5回 3時限【数字④ 推論(順位を考える) 確率】
「推論」は、与えられた条件の中で確実にわかるものだけで判断する。「確率」は、あることの起こりやすさを数値で表すもの。この基本を学ぶ。
第6回 3時限【数字⑤ 濃度計算 図形の面積・体積】
液体全体の中に混ざっているものの割合や、平面図形・柱体・球体・錐体の体積や表面積の公式をおさらいする
第7回 3時限【クリティカルシンキング① クリティカルシンキング(批判的思考力)とは何か?】
日常生活で見聞きする情報は、必ずしも絶対とは限らない。大学や社会に出てから大切なことは情報をどのように捉えて主体的に考え行動することが大切であるかを学ぶ
第8回 3時限【クリティカルシンキング② 内容の正確な把握 】
日常会話において最も重要なことは、「議論」の内容をきちんと理解することである。
①何を言っているのか(主張) ②何を根拠に言っているのか(根拠・理由)を学ぶ
第9回 3時限【クリティカルシンキング③ 隠れた前提】
人の考えは、すべて表に出ているとは限らないため、誤解や混乱につながることがある。
ここでは「隠れた前提」について知り、それを見抜くための視点を学ぶ
第10回令和 4年12月14日(水)3時限【クリティカルシンキング④ 根拠の確かさの確認】
いくら根拠が並べられても、その根拠自体が信頼できなければ、主張は支えられない。
ここでは「根拠の確かさ」を判断するポイントを学ぶ
第11回 3時限【クリティカルシンキング⑤ クリティカルシンキングの実践】
クリティカルシンキングで学んだことを大学での学びに活かして、より充実した大学生活を送るポイントを解説する
第12回 3時限【国語力①「同意語・反意語の問題】
同じ意味、異なる意味を持つ語を文字の表記や意味から学ぶ
第13回 3時限【国語力② 二語の関係 文法】
例題の関係をすばやく見抜いて、ふさわしい関係の語句を選ぶ。
語彙力のほかに、瞬時に二語の関係(用途・行為・種類など)を判断する理解力をつける 
敬語は、マナーや心得としてよく使われるビジネスの基本に通じることを学ぶ。
第14回 3時限【まとめ】
「クリティカルシンキング(批判的思考力)」、「数学(算数)」、「国語」で学んだことを
総復習する場とする。  
授業形式 / Teaching Method グループワーク、グループワークの発表(全2~3回)行う予定です。
評価方法 / Evaluation 1.評価方法:A(S)~C・E評価
2.評価の基準: 試験・レポート50% 、ミニレポート10%、授業への意欲・参加態度40%
教科書等 / Textbook プリントを配布する
準備学習 / Preliminary study グループワークやディスカッションもあるので、受け身ではなく、主体的に参加するように。
担当教員問合せ先 / Office to contact 国際文化・観光A研究室(D44)