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講義名 服装社会学
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 必修
講義名(英文) Sociology of Fashion
学部・学科 服装学部ファッションクリエイション学科

担当教員
氏名
◎ 熊谷 伸子

授業概要 / Class Description 身体装飾の知識や慣習は、社会システムの中で使われてきたものであり、それには必然的に、社会や社会集団に共通の規範や価値意識が反映している。こうした社会的側面をも含めて人間と服装とのかかわりを考察する。また、流行現象についても理解する。
到達目標 / Goal 服装-人間-社会の関係について、自らの視点で考察できることを本講義は目指している。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション:服装社会学とその方法論、また、服装学社会学をとりまく関連領域との補完的アプローチの重要性について述べる。
第2回服装と慣習:慣習を社会学的に定義し、服装観や着装行動の観点での関連性を考える。
第3回服装と役割・規範:社会における役割・規範の意味と機能を理解し、服装のもつ社会的位置の認識をする。
第4回服装と模倣:服装の成立に模倣が大きく機能していることを認識する。
第5回服装と生活空間:現代の都市空間と服装との関係を考える。
第6回現代社会と文化:マス・コミュニケーションや情報化との関係で、服装を検討する。
第7回現代人の服装:現代人の服装観の特性を現代人の行動様式から探る。
第8回服装と流行:流行を社会学的に定義し、集合行動としての流行を理解する。
第9回服装と流行:流行の基本的特性とその機能について学ぶ。
第10回服装と流行:流行選択の動機を探る。
第11回服装と流行:流行の普及過程について学ぶ。
第12回現代社会の流行の特性:流行発生の社会的条件などについて考える。
第13回現代の服装とマス・コミュニケーション:マス・メディアによる情報の伝達と服装の関わりを広く考える。
第14回現代社会とこれからの服装:現代社会と現代人の多様な価値観との関係における、これからの服装について展望する。
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:試験・レポート70% ミニレポート等15% 授業への意欲、参加度15%
教科書等 / Textbook 授業の中で指示する。
準備学習 / Preliminary study 普段から新聞やニュース等をよく見て、服装と社会、服装と人間の関係について関心を持ち、問題を探すようにして授業に臨んでください。
授業内で不明だった点は自ら調べ、次回の内容については目を通してください(1時間程度)。
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)