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講義名 データサイエンスⅡ
(副題)
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Data Science Ⅱ
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 高橋 玲美

授業概要 / Class Description 統計に関する基本的な知識を復習することから入り、統計的推測の手法である検定・推定の考えを学ぶ。また2変量の関係について相関係数、回帰分析などをとりあげる。さらに分散分析(一元配置、二元配置)および多数の因子を扱う多元配置と直交表について紹介する。
到達目標 / Goal 統計的手法に関して計算ソフト(Microsoft Excel,Google スプレッドシート)を用いて実際に自分で処理できるようになることを目指す。計算ソフトの結果を得るだけで満足するのではなく、分析全体を考察する習慣を身に付ける。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回ガイダンスおよび統計の基礎知識(データサイエンスⅠの復習)
 予備知識として基本的統計量など記述統計について解説する。
第2回母集団と標本と抽出法
 考察対象としての母集団と考察の手がかりとするための標本という関係を理解し、正しく抽出するための考え方を学ぶ。
第3回正規分布と確率
 量的データの最も基本的な分布である正規分布の構造を理解し、累積確率を求めるためのExcelの関数の使い方を学ぶ。
第4回様々な分布
 正規分布についで代表的な分布である二項分布、ポアソン分布及び統計量としてt分布、F分布、カイ二乗分布などについて学ぶ。
第5回量的変数の推定(σ既知の場合)
 母平均の推定(点推定・区間推定)をσ既知の場合について学ぶ。
第6回量的変数の検定(σ既知の場合)
 母平均の検定をσ既知の場合について学び、統計的推測において重要な検定の考え方を理解する。
第7回量的変数の検定と推定(σ未知の場合)
 σ未知の場合についての考え方を学び、検定のあと、引き続き推定を行う。
第8回危険率
 検定における危険率及び2種類の過誤について学ぶ。両側検定と片側検定の違いを理解する。
第9回2つの母集団の間の差の検定(1)
 実際の場で用いられることの多い差の検定について学ぶ。その後推定も行う。2つの母集団が対になる場合についても学ぶ。
第10回2つの母集団の間の差の検定(2)
 自分たちでとったデータについてExcelを用いて差の検定・推定を行う。データを採取するところから考察までの流れを体験してポイントを学ぶ。
第11回分散分析(一元配置と二元配置)
 3つ以上の母集団の間の検定として分散分析を学び、実際にデータをとって分析してみる。また3つ以上の因子を扱う実験について直交表L8の使い方を学ぶ。
第12回質的変数の検定と推定
 質的変数の分析に用いられる比率についての検定を学び、特に重要な比率の差の検定の使い方を学ぶ。
第13回相関分析と回帰分析
 2変数間における関係の型、相関係数、偏相関係数を学び散布図の演習をおこなう。また2因子の関係を式で表現し因果関係の構造を把握するとともに、回帰分析のポイントを例題から学ぶ。
第14回レポート解説
 データ収集の1手法としてインタビュー調査を体験し、得られた情報を年表作成という形で整理することを学ぶ。
これまでの復習をおこなって今後の学習につなげる。
評価方法 / Evaluation 1.評価の方法
A(S)~C・E評価
2.評価の基準
テスト70%、課題15%、講義内演習15%
教科書等 / Textbook 教科書・参考書等については講義内で示す。
準備学習 / Preliminary study データサイエンスⅠを履修していること。第1回から出席すること。
講義には大学ノートを持参して出席し、きちんとノートをとること。
事前に配布された資料には目を通しておくこと。(1時間)
講義終了後は当日のノートを整理する。また返却された課題は必ず確認して復習をしておく。(3時間)
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)
備考 大学ノート(B5版)を用意して本講義専用に用いること。
●履修可能人数(人):30
履修登録学生が多い場合は抽選になります。