シラバス参照

印刷
講義名 消費生活論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Case Studies in Consumer Behavior
学部・学科 服装学部ファッションクリエイション学科

担当教員
氏名
◎ 黒澤 夏子

授業概要 / Class Description 私たちは日々消費者・生活者として暮らしている。消費者問題はなぜ起きるのか、消費者の権利や責任とは何か、衣料管理士として必要な消費者目線で理解する。授業では特に若者に多い消費者問題を各回で取り上げ、具体的な解決策や未然防止策を学ぶ。また消費者市民社会に生きる市民の一員としてどのような行動をすべきか、考察する。
到達目標 / Goal 1.消費者問題とは何かを理解できる。
2.消費者問題解決のための方策について基礎的な知識を得る。
3.消費者としての自分自身の権利と責任について考えることができる。
実務経験 / Business Experience 消費生活アドバイザー、消費生活専門相談員、消費生活相談員(行政機関における消費生活相談および苦情対応、情報通信サービスの研究、消費者教育)
授業計画 / Class schedule
内容
第1回消費者問題の現状(消費者はなぜ被害にあうのか、考える)
第2回消費者問題のあゆみ(消費者事件をふりかえる)
第3回消費者行政のしくみ(消費者庁創設の背景を知る)
第4回消費者問題(消費者関連法を学ぶ)
第5回若者に多い消費者トラブル①訪問販売(引越、賃貸アパート、新聞、電気、暮らしのレスキューサービス等)
第6回若者に多い消費者トラブル②マルチ商法(学生をターゲットにした投資用学習教材、就職セミナー等)
第7回若者に多い消費者トラブル③通信販売(ネットショッピング、フリマアプリ、情報商材、定期購入、オンラインゲーム等)
若者の消費者トラブルを未然に防ぐためには何をすべきか、考える。
※課題あり。テーマは別途、授業の中で説明。課題へのフィードバックは、課題回収1~2週間後に個別に行う。
第8回若者に多い消費者トラブル④通信(インターネット回線、携帯電話、Wi-Fiルータ等)
第9回若者に多い消費者トラブル⑤決済(オンライン決済、電子マネー、クレジットカード等)
第10回若者に多い消費者トラブル⑥美容(エステ、脱毛、整形、美容医療等)
第11回若者に多い消費者トラブル⑦様々なサービス(留学、旅行、タレント事務所、結婚式、怪しいアルバイト等)
第12回若者に多い消費者トラブル⑧危害(スマートフォンから発火、ダイエットサプリ等)
第13回消費者運動と企業の責任(消費者団体、業界団体の活動を知る)

第14回消費者市民社会の一員として(私たちが取り組むべきこととは何かを考える)
評価方法 / Evaluation 1.評価の方法:A(S)~C・E評価
2.評価の基準:レポート課題の作成によって評価を行う。レポート評価の内訳は、授業内容が理解されているか(50%)、テキスト以外にも関心を広げ理解を深めているか(30%)、自分の考えを自らの言葉で述べているか(20%)の割合で評価を行う。※課題へのフィードバックは、課題回収1~2週間後に個別に行なう。
教科書等 / Textbook 「大学生が知っておきたい消費生活と法律」細川幸一著(慶應義塾大学出版会)
準備学習 / Preliminary study 予習・復習に要する時間:約15分
消費生活や消費者問題に関する報道(テレビや新聞、雑誌など)に関心を持ちその内容を調べておくこと。
担当教員問合せ先 / Office to contact テキスタイル研究室(A073b)
備考 参考書:
・「新版 消費生活論」(日本衣料管理協会)
・「くらしの豆知識 2022年版」(国民生活センター)


衣料管理士の資格取得希望者のみの履修
受講の仕方について
・毎回の授業で関連資料をclassroomにアップするので、必要に応じて印刷すること。
・毎回の授業で課題提示をするので、その課題提出状況によって出席確認をする。