シラバス参照

印刷
講義名 アパレル生理衛生実験
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 実験実習
基準単位数 1
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Experiments on Comfortability of Clothing
学部・学科 服装学部ファッションクリエイション学科

担当教員
氏名
◎ 柚本 玲
松井 有子

授業概要 / Class Description 衣服の気候調節について、人体の温熱生理機能及び皮膚の生理機能や汚れに関する基本的測定方法を実践的に学び、アパレル生理衛生論で得られる知識を具体的に体験する。
到達目標 / Goal 人体の生理機能、温熱環境因子、各種指標を測定するための機器や測定方法について理解する。また、客観的データを通して快適な着用条件について理解する。
授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回松井 有子
柚本 玲
ガイダンス:科目の概要及び到達目標に関する説明、実験上の心構えと諸注意・危険防止
第2回松井 有子
柚本 玲
実験Ⅰ 衣服の気候調節
(1)温熱的測定
・体温、皮膚温の測定、平均皮膚温の算出
第3回松井 有子
柚本 玲
・衣服内気候(温度・湿度)の測定、クロー値の算定法
・環境温熱因子(気温、気湿、気流、放射)の測定、温熱指数の算出
第4回松井 有子
柚本 玲
・発汗量測定(ろ紙法、換気カプセル法)、不感蒸散量測定
第5回松井 有子
柚本 玲
・産熱量、心拍数、安静時・運動時のエネルギー代謝量測定
第6回松井 有子
柚本 玲
(2)衣服の熱的特性
・保温性:保温率の測定・算出、厚さ・被服面積・開口・重ねの影響
・収着熱:素材表面温度変化の測定
・通気性
第7回松井 有子
柚本 玲
(3)衣服の水分特性
・透湿性:蒸発カップ法、有限空間湿度変化観察法
・吸水性:バイレック法、滴下法、沈降法
実験Ⅰのデータ整理、考察:結果表、グラフの作成、基本統計量算出
第8回松井 有子
柚本 玲
実験Ⅱ 動きやすさと着衣の拘束性に関する実験
(1)衣服圧の発生要因(衣服重量と衣服圧、拘束感の評価、フープテンションと動作に伴う圧変化)
第9回松井 有子
柚本 玲
(2)衣服圧の生体影響(脈拍、血圧、皮膚血流量、姿勢、重心動揺、筋電図、動作分析、自律神経系、内分泌系(ホルモン)、各種のストレスマーカー)
実験Ⅱのデータ整理、考察:結果表、グラフの作成、基本統計量算出
第10回松井 有子
柚本 玲
実験Ⅲ 皮膚の生理機能
(1) 皮膚の生理機能
・皮膚の水分量・油分量・pH・弾性の測定
・マイクロスコープによる皮膚の表面構造の観察
第11回松井 有子
柚本 玲
(2) 皮膚感覚
・冷覚感受性(一対比較による部位差の測定)
・感覚閾値(二点弁別閾値)
第12回松井 有子
柚本 玲
(3) 皮膚の衛生
・衣服のニンヒドリン反応による蛋白質汚れの検出
第13回松井 有子
柚本 玲
・衣服や靴における菌の分離・培養、菌数による汚れの評価
実験Ⅲのデータ整理、考察:結果表、グラフの作成、基本統計量算出
第14回松井 有子
柚本 玲
各測定結果をまとめ、快適な着用条件について学ぶ
評価方法 / Evaluation 評価方法:A(S)~C・E評価
評価の基準:レポート評価60%,授業態度40%
教科書等 / Textbook 指定なし
準備学習 / Preliminary study テキストを参考にして、予習、復習するよう心がける
担当教員問合せ先 / Office to contact 機能デザイン学研究室(A081a)
備考 ・参考図書:日本家政学会被服衛生学部会編集「アパレルと健康: 基礎から進化する衣服まで」
  井上書院 (2012) 
●履修可能人数(人):30
履修登録学生が多い場合は抽選になります。