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講義名 服装史
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 必修
講義名(英文) History of Costume
学部・学科 服装学部ファッションクリエイション学科

担当教員
氏名
◎ 下山 かおり

授業概要 / Class Description 古代から現代に及ぶ服装の歴史について講義する。近現代は西洋と日本を横断的に概観する。
到達目標 / Goal 基本的な服飾用語についての知識を得る。時代ごとに変わる服装の特性を理解する。また、現代ファッションの成立過程を知り、社会史学な観点から服装の変遷を理解する。
授業計画 / Class schedule
内容
第1回西洋古代
古代ギリシアと古代ローマの服装
地中海世界の文化と服装
第2回西洋中世
ビザンツ帝国興隆期のユスティニアヌス帝の時代の服装について
ロマネスク様式期の服装 ゴシック様式の服装について
第3回西洋近世
15世紀から17世紀
ルネサンス時代 スペイン大航海時代とイギリス・エリザベス朝時代の服装
17世紀前半「市民都市」オランダの服装
第4回西洋近代①
17世紀後半 バロック時代の服装 
18世紀 ロココ様式の服装
第5回西洋近代②
18世紀末から19世紀初期の服装
フランス革命期、ナポレオン時代、ロマン主義時代の服装
第6回西洋近代③
19世紀の服装
クリノリン・スタイル、バッスル・スタイル
現代のフォーマルウエアの成立
第7回日本古代①
飛鳥・奈良時代の服装
飛鳥文化、白鳳文化、天平文化と服装
第8回日本古代②
平安時代の服装
公家社会の形成とともに発展してきた公家装束・女房装束
第9回日本中世
鎌倉・室町時代の服装
質実剛健な鎌倉文化と室町文化の男子の装束の変容
第10回日本近代①
豪華絢爛たる江戸初期文化の中で育まれた「慶長小袖」「寛文小袖」
江戸中期、自由闊達な元禄文化の中で育まれた「元禄小袖」
第11回日本近代②
江戸後期、化政文化の中で育まれた「粋な」着物
江戸末期から明治期の軍服
第12回日本近代③
明治時代の洋装化と和服
文明開化・洋服の導入と鹿鳴館スタイル
第13回西洋と日本①
アール・ヌーヴォーのファッション
ベル・エポックの装飾
第14回西洋と日本②
アール・デコのファッション
モダンスタイルについて
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:授業態度50%、試験50%
教科書等 / Textbook 授業内で資料等配布
準備学習 / Preliminary study 社会の変化とともに服装も変化する。そのため、授業単元の時代に関連する西洋史と日本史について、服装などに関わらず予習をしておくと良い。大まかな流れでも良いので歴史を把握しておくと理解が深まる。(1時間程度)
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)
備考 参考図書
・深井晃子監修『(増補新装 カラー版)世界服飾史』美術出版社、2010年
・佐藤泰子『日本服装史』建帛社、1992年