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講義名 和裁 <1>
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 実験実習
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Japanese Sewing
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 中島 鮎美
関口 光子

授業概要 / Class Description 大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作を通して、和裁の基本的な知識と技術を学び、基礎縫いとゆかたの製作、着装実習を行う。
授業を通して学んだことが和装文化に親しむ手掛かりとして、これからの生活で役立つよう解説する。
到達目標 / Goal 和裁道具の名称と使用法を正しく覚える。基本的な手縫いの手法を習得する。
大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の各部名称や縫製方法、たたみ方、手入れ法を学ぶ。平面構成の特徴を理解する。
着装実習で、半幅帯を用いたゆかたの正しい着付け方法を習得する。
授業で学んだことをレポートにまとめ、大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作工程を振り返ることで理解を深める。
実務経験 / Business Experience 中島 鮎美(和裁一級技能士・着付け一級技能士)
授業計画 / Class schedule
内容
第1回オリエンテーション
授業スケジュールの確認
使用する和裁用具の説明
手縫いの基礎となる運針の示範と実習
第2回基礎縫い(縫い方見本)の製作①
しるしのつけ方、なみ縫い、糸のとめ方、糸のつなぎ方の示範と実習
きせのかけ方、しつけのかけ方、くけ方、角の始末の示範と実習
第3回基礎縫い(縫い方見本)の製作②
えり先の作り方の示範と実習
基礎縫いの仕上げと提出方法の説明
第4回基礎縫いの提出(採点後、後日返却する)
大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作①
各部名称と構成の説明
寸法表の作成
反物の扱い方の説明と裁断への準備
第5回大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作②
裁断方法の示範と実習
袖のしるしつけの説明
袖の縫い方の示範と実習
第6回大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作③
身ごろのしるしつけの説明
背縫いとくりこしあげの縫い方の示範と実習
袖のまるみの処理方法の示範と実習
第7回大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作④
肩あて、居しきあての作り方とつけ方の示範と実習
脇縫いの示範と実習
第8回大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作⑤
脇の縫い代の始末の示範と実習
袖口の飾りじつけのかけ方の示範と実習
第9回大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作⑥
おくみのしるしつけの説明
おくみのつけ方と縫い代の処理方法の示範と実習
すそのくけ方の示範と実習
第10回大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作⑦
えりのしるしつけの説明
えりの縫い方の示範と実習
途中点検
第11回大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作⑧
三つえり芯の入れ方の示範と実習
えり先の作り方の示範と実習
えりのくけ方の示範と実習
第12回大裁ち女物ひとえ長着(ゆかた)の製作⑨
かけえりのつけ方の示範と実習
袖のつけ方と縫い代の始末の示範と実習
第13回作品の仕上げとたたみ方の説明
作品の提出(授業内で個別に技術評価を行い、返却する)
ゆかたの手入れ方法の説明
第14回着装実習(ゆかたの着付け)
着装に必要な和装用具の説明
基本的な着付けの方法と半幅帯の結び方の示範と実習
着装発表を行い、講評する。
レポートの説明(レポートは定期試験期間に提出し、評価して返却する)
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:基礎縫い(縫い方見本)20%・作品 30%・着装発表 20%・レポート 20%・授業態度 10% 
教科書等 / Textbook 授業内で手引書を配布する。
準備学習 / Preliminary study 計画的に作業を進め、次の授業に参加するために各回の課題を終了させておく。(1~2時間程度)
担当教員問合せ先 / Office to contact 和裁研究室(F館4階 F44a)
備考 材料費は実費
使用する和裁道具、反物の詳細は第1回の授業で説明する。

■抽選あり
■再履修:可
■過年度履修:可
■他学部・他学科履修:不可