シラバス参照

印刷
講義名 消費者行動論
(副題)
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
校地 2学年
必修・選択 選択
講義名(英文) Consumer Behavior
学部・学科 服装学部ファッション社会学科

担当教員
氏名
◎ 北浦 さおり

授業概要 / Class Description 人間が消費者としてとる行動には、選択行動から廃棄行動まで様々なものがある。個人によってもその行動のとり方は千差万別である。諸社会科学を用いて、これらの行動を説明しようとするものが消費者行動論である。本講義では、心理学、社会学、社会心理学に立脚し、消費者の行動を体系的に学んでいく。
到達目標 / Goal 人間や消費者の行動を分析するための枠組みを学ぶことによって、人文社会科学的な研究分析枠組みを習得すること、また人間や社会に対する観察力、洞察力を高めることが本講義の目標である。
実務経験 / Business Experience 大学を卒業後,大丸(百貨店業,東京,神戸,シンガポール各勤務)に勤務する.その後,2年間のMBA留学(アメリカ)を経て,楽天(Eコマース業,東京勤務),Hop Lun(ランジェリー製造小売業,香港勤務)パルコ(商業デベロッパー業,シンガポール,東京各勤務),ゼンショー(外食業,シンガポール,マレーシア,東京各勤務)とリテールビジネス(小売業)全般の経営に携わる.専門はマーケティング論,特にデータを使用し消費者行動にもとづいたビジネス界の課題を解決するマーケティング活動の研究が専門.広義には行動経済学も取り扱う.また,12年間の海外赴任にて培ったグローバルビジネスについての実践的な研究にも取り組む.現在,大手百貨店の都内店舗と共同マーケティングプロジェクトを実施中で,来店顧客調査,POSデータ分析,マーケティング戦略の提案をゼミ活動および自らの研究で実践中.
授業計画 / Class schedule
担当教員・担当教員フリーテキスト内容
第1回須山 憲之本講義のオリエンテーション
・消費者の行動とは
・消費者行動研究の発展
第2回須山 憲之消費者行動論のアプローチ
・消費者行動論と諸科学
・消費者行動研究の目的と枠組み
第3回須山 憲之購買意志決定プロセス①問題認識
・購買意思決定プロセスと消費者行動
・消費者の問題認識
第4回須山 憲之購買意志決定プロセス②情報探索
・情報探索方法
・情報化社会と情報探索の変化
第5回須山 憲之購買意志決定プロセス③代替案評価
・消費者の代替案評価の方法
・消費者選択行動モデル
第6回須山 憲之購買意志決定プロセス④選択・購買
・店舗内購買行動
・消費者の非計画購買
第7回須山 憲之購買意志決定プロセス⑤購買後評価
・消費者の評価と満足概念
・認知的不協和とその解消
第8回須山 憲之消費者行動とマーケティング①製品・価格戦略
・消費者のニーズと製品戦略
・消費者の価格に対する行動
第9回須山 憲之消費者行動とマーケティング②広告・流通戦略
・外部刺激としての広告と消費者
・商圏と買い回り行動
第10回須山 憲之消費者行動と個人的・心理的要因①態度
・態度概念とは
・態度、評価、行動
第11回須山 憲之消費者行動と個人的・心理的要因②関与
・関与概念とは
・高関与商品と低関与商品の消費者行動
第12回須山 憲之消費者行動と社会的要因①準拠集団
・準拠集団と消費者行動
・露出と準拠集団
第13回須山 憲之消費者行動と社会的要因②家族
・消費者行動の影響要因としての家族
・家族と購買意思決定プロセス
第14回須山 憲之消費者行動と文化的要因
・消費者行動と文化特性
・購買行動と文化の影響
授業形式 / Teaching Method 座講を中心とする。対象範囲は、消費者行動論に限らず、社会心理学、行動経済学、組織人事論に及ぶ学際的アプローチにより、現実社会の課題を解決する実践的な科目とする。
評価方法 / Evaluation ・評価方法:A(S)~C・E評価
・評価の基準:試験・レポート90% 授業への意欲および貢献度10%
教科書等 / Textbook 授業の中で指示する.
準備学習 / Preliminary study 授業に積極的に参加できるように、各授業で指示された内容を準備をしてくること.
担当教員問合せ先 / Office to contact 服装社会学研究室(A064)